特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その25
お疲れ様でございます
まだちょっと悪寒がしたり、イヤな感じの汗とか吹き出て来るんですが、私は元気です(震え声
ぼくコレの方も落としたくないんですが、現状1本書くのが限界です
楽しみにされている方、申し訳ございません
それでは本日のキララ、どうぞ
いやホントマジで、この人の人生どうなってんだ―――
戦争物の映画そのままの人生送ってるっぽいけど
こりゃ多分、次のエピソードも戦争の話だろうな
どうやら次にも血生臭い話が出てきそうな気配を察した純平は、考え中のアキラを手で制した
「あ、とりあえず今日はもういいです。今度にしときましょう?俺ちょっと、もう眠くなっちゃったんで」
「ン?そうか?下水管から出てきてウ〇コまみれのままドローンで爆殺されたヤツの話なんてあるんだが、いいのか?」
はい、やっぱりでした―――
そういうのもう、お腹いっぱいなんです
お布団の方が良いんです
軽く微笑みながら、内心ではいい加減にしろこの筋肉ダルマとか思っている純平
その悲惨なエピソード、多分シャレになってなくて笑えないヤツだと思います
「じゃあ、今日はもう布団敷いて寝るか。明日、山に行くのは何時頃にする?寝る前にその連絡だけキララとタマルに入れておこう」
「ええと、7時頃に起きて、食事とか済ませて、それから移動して…8時くらいでどうです?」
「OK了解、じゃあ8時だな。タマルに連絡してくれ」
「はい」
各々ステッキを持ち、キララとタマルに集合時間を伝える
キララはすぐに出たが、タマルはアニメの視聴中だった為、中々出てくれなかった
その間にアキラが自分の分と、純平の分のお布団を敷いている
「あ、純平、そういえば俺、目覚まし時計が今無いんだった。7時に起きれるか?」
「はい。スマホのアラームかけときます。あ、コンセント借りても良いですか?ちょっと充電しときます」
「好きなだけ使え。しかしスマホか…使えた方が便利なんだろうな…俺は持ってないんだ」
アゴに手を当て、小首を傾げるアキラ
え?なんでスマホ持ってないの?
それ現代人的に言って、有り得ないですよ?
今まで、どうやって暮らしてたんですか?
純平的には衝撃のカミングアウトであり、唖然としている
連絡先教えてくれないんじゃなくて、そもそも持ってなかったとは
「…じゃあ今度、一緒にショップに行って契約してきましょう。俺が使ってるLoftBankなら通話料安くなるんで、そこにしましょう。大体、月2000円ちょいで契約出来ると思います。あ、そういえばアキラさんって、どうやってお金稼いでるんですか?」
「どうやって、か」
それを聞くなり、ニヤリと笑うアキラ
立ち上がってタンスを開け、100ドル札の束を純平の方に放り投げた
げえ…
本物だよな、コレ
純平が、札束を凝視したまま固まる
「ちょっとな。米国にいた時に、麻薬密輸組織をいくつか潰してきたんだ。その時に頂いた。俺のタンス預金は、6000万ドルくらいある」
確か最近ニュースで見た為替レートだと、1ドル143円だった筈だ
143円 × 6000万ドル = 858'000万円
…この人、85億持っている…
目を剥きながら、ゆっくりとアキラの方を向く純平―――
「その束の一つくらいだったら、やるぞ?無くなったらまた行けば良いだけの話だしな」
純平が言葉を失ったまま、フルフルと首を左右に振る
こんな大金、怖い―――
終わったーーー(バタッ




