表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/524

特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その18

お疲れ様でございます


まったくね

千葉の方で、豪雨のせいで道路がへっこんでいるらしいです


仕事でそこを通らないといけない方々、ご注意ください


それでは本日のキララ、どうぞ

「まず、絵札は全て10点だ。エースは1か11、好きな方を選べる」


トランプの中からそれらのカードを抜き出し、ちゃぶ台へと並べていくアキラ


「ジョーカーはワイルドカードだ。好きな数字にして良い。まあ、バーストしていなければ21だな」


置いたカードの上に、ペタッとジョーカーを投げ捨てる


「同じ数字なら、カードの枚数が少ない方が勝ちだ。3枚の手で21のヤツより、2枚の手で21のヤツの方が強い。ただし、例外が一つだけある」


カードを繰りながら、それぞれの絵札で7のカードを3枚テーブルに投げるアキラ


「777だ。7が3枚の手札は、2枚手の21に勝つ。ジョーカー含みでもOKだ。見せカード有り、ベットを上げるタイミングも任意だ。取り敢えず、練習で何回かやってみるか?」



知っているルールとは少し違うが、面白そうだ


純平も、勝負事は嫌いではない

負けん気が結構強いのだ


「はい、覚えるまで何回か練習させて下さい。本番は手加減しませんよ?」


「おっと、俺も気が抜けんらしいな。そう来なくっちゃ、面白くない。さて始めようか」



カードをまとめて繰り直し、純平と自分に2枚ずつ配るアキラ


アキラの手は、クイーンとダイヤの8―――


合計18であり、次のカードを引けば、恐らくブタだろう


純平の手は、絵札が2枚―――


合計20であり、ほぼ勝ちは決まっている



「これからどうすれば良いんですか?」


「まずは基本ベットを、互いに前に出す。その十円玉1枚だ。勝てると思うなら、勝負を始める前に互いのベットを釣り上げても良い。ただし、釣り上げておいてやっぱり辞めますってのはナシだ。勝負を下りるにしても、申告したベットは相手に取られる」


そう告げながら、十円玉を1枚ちゃぶ台の前に差し出すアキラ


純平も同じく差し出す


「分かりました。ベットを上げるタイミングって、いつでも良いんですか?」


「そうだ。カードを引くタイミングも、自由だ。とりあえず、やりながら覚えろ。20だ」


ベットとして差し出した十円玉を、1枚積み増すアキラ


この人のカード、21なんだろうか?

いやいや初手からそんな事、無いだろう


アキラの表情をチラ見する純平だが、サングラスを掛けているせいもあってさっぱり分からない


そもそも表情が変わらないのだ

一般的にはこれを指して、ポーカーフェイスと言う


うーん…


20の手札で下りてたら、コレ勝てないだろ

ここは勝負だ


純平もアキラに応じて、十円玉をもう1枚積む


それを見てからニヒルな笑みを浮かべ、アキラが5枚を積み足した


「さて、楽しくなるのはここからだ。言っておくが、俺の手は21だ」


ウソである―――


これはカードの引きよりも度胸が試されるゲームであり、心が弱い方が負ける


「お前も5枚積み足すか、ここで下りるかだ。選べ」


5枚積んで負けたら、全部取られる

勝てる保証は無いが、下りる気は無い


純平も5枚を積み足す


それと同時に、アキラが手札のクイーンを表にして投げた


「あとは、俺が持ってる一枚がハートのエースかどうかって話だ。あと5枚だ」


ズイッとベットを上げて来るアキラ



まじか―――



なんか、勝てる気がしなくなってきた


応じて5枚積んだら、それも全部持って行かれるかも知れない

ここは大人しく下りておいた方が賢明だろう


「…下ります」


手札を捨てる純平

絵札が2枚であり、カードの点は20である


それを見て、クックックと笑い出すアキラ


ダイヤの8を、純平の目の前に投げる


「お前の負けだ」


あっ…


手札では、勝っていたのか

ブラフで下ろされてしまったのだ


カードを集めて繰りながら、アキラはニヤニヤ笑っている


「まあ、そういう勝負だ。じゃあ、本番いくか?」

自分からグリグリと体を押し付けて来るネコスの動画なんかを観ると、羨ましくなってしまいます

うちにも、そんな可愛い子さんが欲しいんですけど


でも多分飼ったら私、更新が止まってしまいます

お猫様をお構い差し上げる方が、大事なのです


いえ、冗談ですよ?


んじゃまたね ノシ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ