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特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その17

フゥゥーーー…

初めて、やっちまったァ~~~♪

でも想像してたより、なんて事はないな


どうも、プロシュート兄貴です

私がスタンド使いだという事は、秘密にしておいて下さい


まあ冗談はさておき、本日のキララ、どうぞ

ここは東浦和に佇んでいる、とある一軒家―――


そう、ここはアキラの自宅である


その敷地内でコソコソと隠れている、黄色いドレスを着た少年が一人

この格好を、誰かに見られたくないのだ


そう、その男とは、純平である


友加里ちゃんがまた来るのが怖くて、アキラの家へと逃げてきたのだ

この家であれば、いくら何でも来る訳が無い


「…そこで何やっているんだ、純平」


塀の内側でしゃがみ込んでいた純平に、アキラが声を掛ける


あ、やっと来てくれた

もうお外にいるの、嫌になってたところなんです


「あ、アキラさん。待ってました。連絡した通り、タマルさん来れるそうです」


「とりあえず上がれ。ここだと人目につく」


飛んできたアキラも、ブルーシエルのドレス姿である

純平と同じく、誰かに見られたくなどないのだ



カラカラカラ―――



何しろ古い家である

引き戸は動きにくくなっているが、アキラの腕力であれば問題ない


純平が閉めようとしたが、グイグイと引いても動かないのでアキラが閉めた


「さて、作戦会議といこうか。とりあえず座っていろ。今、お茶を淹れる」


やかんを置いたのは、年季の入った鋳物コンロである

一般的なガスコンロよりも火力が高い為、炒め物などが美味しく出来上がるのだ



はぁ…正直自宅よりも、こっちの方が落ち着く


友加里ちゃんとか友加里ちゃんとか警察とか母さんとか、この部屋にはそういうのが無い



アキラがお茶を淹れている間に、母親と友加里へのLINEを済ませる純平

本日の純平は、友加里の部屋に泊っているという話になった



純平はまだ、それがどういう面倒を引き起こす事になるかを、分かっていない―――



「待たせたな。親戚のところで作っているお茶だ。味は悪くない筈だ」


「どうも、頂きます」


ズズーッ―――


嗚呼、落ち着くわ


環境もお茶も、ヘブン

俺、こっちに引っ越した方が幸せかも知れない



一口お茶をすすった後、アキラは絵に描いてフォーメーションの立案を示し始めた

純平はそれを聞き、質問などしてはフムフムと頷いている


アキラの作戦の話が終わり、二人の会議はお開き状態となった



そういやこの家って、TVも無いんだ

辺りを見渡し、純平が天井を見上げる


「ところで純平、トランプなんかは好きか?」


どこからか取り出したトランプを、アキラがシャッフルしている


「ブラックジャックって分かるか?カードの合計が21に近い方が勝つ。越えたらブタだ」


「知ってますよ。友達とやった事あります。やるんですか?」



乗って来た純平に対し、アキラがニッと笑う


「賭けるのは、そうだな。負けたら一つ、面白エピソードを話すなんていうのはどうだ?面白くなかったらやり直しだ」


チップ代わりの十円玉を純平の前に積み、アキラの手元へも同じだけ積む

勝負の準備は整った


この人の面白エピソードって、多分絶対よそでは聞けない


純平は既に、やる気である

頷いた純平を見て、アキラが口を開く


「さて、じゃあルールの説明から始めようか」

いえね、ちょっとジョジョなんて見ちゃったんですよ

もう何回目の視聴か、今まで食ったパンの枚数くらいに分かりませんけど


早く書かないといけないのに、現実逃避したくなってしまったのです

あとジョジョ面白いです


ただ楽しい時間だけが続く―――


そんな人生が良いんですが、きっと夢物語なんでしょうね

辛い事ばっかりです


そんな方が他におられましたら、その楽しみになれる事を祈って書きます

笑って、楽しい思いをして頂けたなら、私の苦労は報われます


それではまた

おやすみなさい

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