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特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その6

お疲れ様でございます


ちょっと食べ物の話なんてしたので、皆様にもご共有を


七輪って、ご存じでしょうか?

中に炭を入れて着火し、お肉なんかを焼くヤツです


精肉店なんかに行ってちょっと良いお肉を買い、

そこそこ良いタレを使ってみて下さい

焼肉屋さんに行くより、贅沢できます


家の中でなければ、問題ありません

バケツに消火用の水を用意して、縁台やベランダで大丈夫です


おっと、話が長くなりました


それでは本日のキララ、どうぞ

前を往くアキラの後ろから、青ざめた顔になって少し上昇する純平


ぷたぷたと、息子が風になびいているのを見てしまったのだ―――


正直、こんなもん見たくなかった

こんなデカい人って、いるんだ

黒人かよ


「純平!」


唐突にアキラが声を上げる


「はい!」


飛行中である為、大きな声でなければ聞き取りづらい


アキラは海兵時代、無駄に声を張り上げて過ごしてきた為、声がでかい

純平は基本、大人しく過ごしてきた為、頑張らないと大きい声が出ない


「さっきの弾だが、何故俺が無傷で済んだか分かるか?」


「何でですか!?」


「聞く前に、まず考えろ!お前一人で何とか出来る力を身につけろ!」


…いや、そう言われても、分からないものは分からないんですけど

軽く辟易としながらも、一応は理由を考えてみる


飛びながら純平の方を見ていたアキラは、考える気になった純平を確認し、前を向いた


散弾にしたせいかも知れない

他に思い当たらない


散弾一発当たりのエネルギー量は、単発で撃ったものより落ちている筈だ

木なら砕けたが、この人はそれより硬いって事だ


あと1日半で現れる敵は、人間じゃないんだ

相手がこの人より硬かった場合、今のやり方じゃ通用しないだろう


貫通力―――


そうか、

もっと力を集約し、研ぎ澄まされた一撃を身につけないといけない



純平は、一つの結論に辿り着いた


スウィーティー☆彡タルトが持つステッキの力は、使用者のイメージによって変化する


今彼が思い描いているのは、徹甲弾、

通称、アーマーピアシング弾である


ステッキの力を極限まで細く、一点に集約し、今までより更に高速で放つ


飛びながら純平は、そのイメージを創り上げている



「おい!どこまで行くんだ純平!戻って来い!」


あっ…


考え事をしていたら、山の跡地を行き過ぎるところだった

しかし、声でかいなこの人


「すみません!」


注意を受けたにも関わらず、純平の声は溌剌としている

今、自分が最も求めているものを与えてくれるのは、この人だ


まず考えろ、か

あなたに言って貰ったおかげで、新しいイメージが作れました

俺、役に立てるかも知れません


その顔に現れているのは、やる気と敬意である



そろそろ、陽が落ち始める―――



言葉にこそしないものの、純平はもうアキラを信用しきっている


今純平が、最も求めているもの―――


それは、戦う為の力だ

この人は、自分にそれを教えてくれる


戻ってアキラと向き合った純平の目には、強い信頼の情が浮かんでいた


「まったく、世話の焼けるヤツだな。フフ」


顎を人差し指と親指で挟まれて、グリグリと左右に振られる

馬鹿にされているように感じなくもないが、この人だと嫌な気はしない


そのサングラスの下では優しく微笑んでいる事を、純平はもう知っているからだ


「さて、始めるぞ。とりあえず全力で来い。俺もそうする」

お肉の話続けちゃいますが、豚肉は塩レモンがお薦めです

ビニール袋に焼き肉用の豚バラを入れ、レモン汁と塩胡椒を入れて揉みます


冷蔵庫で数時間漬けておいたら、七輪で焼きましょう

滴る脂が炎を上げて、炭の香りをお肉に纏わせます

レモン汁が脂のくどさを消してくれる為、いくらでもお腹に入ります


畜生、旨え

お箸を叩きつけたくなる衝動に駆られるでしょう


おっと、飯テロになっちゃいましたか?

ごめんなさいね


あと焼きおにぎりなんかも、炭火で焼いたものは別格です

こうね、香ばしさが全然違うんですよ


うわなにをするやめr(おやすみなさい

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