特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その4
お疲れ様でございます
申し訳ございません
なんで更新が遅れてしまったかというと、寝坊です
生きてると、なんやかや起こるんです
普段寝ている時間に寝れませんでした
それでは本日のキララ、どうぞ
来たか―――
純平が、グングンと追い上げて来る
後ろから中指を立てたって、アキラの目には入らないのだ
追い抜いてから、同じ事をしてやる
純平は、お返しをする気満々である
ブーツの性能は、純平の方が2割ほど上である
だが戦闘経験は、アキラの方が比較にならないほど上である
実はアキラは飛び立つ前に、仏壇からコッソリ灰を握って来ている
飛行中、手を開いてコイツを撒いたらどうなるか?
お察しである
実戦に、汚いもクソもないのだ
生き残れるのは、勝った者だけである
アキラは純平に、それを教えようとしている
気配から察するに、まだちょっと遠い
どうやら純平に警戒している気配はない
少しずつ、純平が接近してくる
今だ―――
アキラが撒いた灰は、純平の目と鼻に、容赦なく入った
「ゴホッ!!」
目に灰が入り、灰を吸い込んだ純平が、咳き込みつつ悶絶する
どうだ、ムカついたか?―――
可能な限りの全ての手段
それらを用いて相手を追い込むのが、アキラの流儀だ
流石に想定していなかったようであり、罠を食らった純平は、どんどん後方に遠のいていく
やはりまだ、警戒というものが足りていない
あっさり死んでしまう前に、出来る限りの事は叩き込んでおかねば
こういった流れは、アキラが海兵時代に、さんざん味わってきたものである
一通り咳き込みが落ち着き、目をこすって視力を取り戻した純平が、アキラを目視する
今のは、卑怯だ―――
純平の中で、怒りスイッチがカチッと入った
アキラが過ごしてきた殺し合いの場において、この程度は常識なのだが、そんな事は知らない
純平の中での今の行いは、ルール違反である
プリティー☆彡ステッキを、アキラに向けて構える―――
どうせ上半身吹き飛ばしても死なない人だ
ちょっとくらいどこかが失くなった程度なら、問題ないだろう
「まじか…」
アキラの顔色が、俄かに変わってゆく
それは確か、この前死ぬとこだったヤツだ
食らっては、いけない
こうなると、不利な立場はアキラの方である
追われる者とは、後ろから攻撃を受け続けるのだ
純平は一晩中訓練を続けている間、ある工夫を見出していた
プリティー☆彡ステッキの弾丸を、拡散させる
いわゆる、ショットガンである
それを会得したが故に、命中率は8割程度まで向上したのだ
今、アキラに向けて放とうとしているのは、それである
「クッ、」
一応念の為、アキラのプリティー☆彡ステッキを蘇生の杖に変えながら逃げる
これさえあれば、最悪死なずに済む
アキラのステッキが形を変えた頃、純平のステッキが火を噴いた
ふう
ギリギリアウトで日付を越えてしまいました
明日は気をつけます
それでは、おやすみなさい




