特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト
お疲れ様でございます
遅くなってすみません
書いているうちに、気がついたら22時を回っていました
その分、今日のは文章量がちょっと多めです
それでは本日のキララ、どうぞ
風見純平―――
魔法少年スウィーティー☆彡タルトと化した、17歳の男子高校生である
ここで少し、彼の来歴について語っておこう
父親は建設会社の社員、勤勉かつ厳格な男であり、元柔道家である
純平は体罰を受け、躾を受けながら育てられた
見た目は優男だが、その実、性格はわりとキツい
間違った行いをしたら叩かれて育て上げられた為、間違っている者を見るとイラッとしてしまうのだ
「お前ら、マナーって知っているか?他のやつらの迷惑なんだよ。入口塞ぐのやめろ、クズ共め」
言いたい事を言ってやったら、SNSでボロクソ非難された―――
そんな経験があるから何も言わなくなっただけで、今でも純平はクズを見かけては内心舌打ちしている
普段はあまり人と話さず、読書をしている事が多い
だがSNS上での彼は饒舌であり、高校の友人達の間では、純平は面白い奴という扱いだ
本当は、面倒臭い―――
ハブられない為に、ムリして話をしている
たまに、今俺何やってんだろう、って思っている
何の為に、こんなことしてるんだろう?
そういう感情が湧き出て来ても、その正体が分からない
それを知りたいが故に、純平は本を読む
悩めるお年頃―――
純平とは今、丁度そんな峠に差し掛かっているのだ
余計な情報であるが、お隣の友加里ちゃんは幼馴染である
清楚な可愛い子さんであり、その胸はEカップ位はあるだろうか
幼い頃から、ずっと純平一人を想い続けて生きてきた
たまに会った時に、友加里ちゃんと名前を呼ばれる事がある
そんな日には、純平の顔とその声を何度も脳内再生し、枕に顔を埋めて足をバタバタさせている
正直、結婚したい
だが、内気過ぎて、何も言えないのだ
今日は、ちょっとスカートを短くしてみよう―――
恥ずかしいのを我慢して、結構上げてみた
もし純平に太ももをじっくり見られてしまったら、
そんな事を考えると、友加里は地団駄を踏んでうずくまってしまう
何度もそうして、止めようとしては奮起して、漸くそこに至ったのだ
友加里が手を振りながら、純平の脇を通る
ガン無視である―――
歩きながら開いた小説に集中しており、気づいた素振りすら無い
通り過ぎた純平に手を振り続けているが、当然、気づく事は無い
恋ケ崎友加里―――
報われそうにない恋に、その人生を捧げる少女である
遠のいてゆく純平に振っている手がだんだんと遅くなり、止まる
ゆっくりとその膝を屈し、地べたにその両手を着く
中学生が、後ろから友加里のパンツを凝視している
そう、この丈だと、前屈みになったら見えてしまうのだ
友加里はまだ、その事を知らない―――
今日がダメでも、明日がある
友加里は奮い立ち、何度でも立ち上がる
愛犬のゴールデンレトリバー、かんた君の毛を数本ずつ毟っているのは、八つ当たりである
さて、話を戻そう
アキラが闘魂剣で切り裂いた山、その跡地
そこで純平は、肩で息をしながら、徹夜で訓練を続けていた
柔道家の父に厳しくしごかれて育った為、その根性は人並み以上である
現在、飛びながら狙った所に当てる訓練を続けている
速く飛べば飛ぶほど、撃った弾丸には強い慣性がかかる
それを命中させるのが思いの外、難しいのだ
まだ、動いていない的にすら、正確に当てられない
半分は当たるが、半分は外れてしまう
実戦なら、相手もじっとしていてくれないだろう
こんな事では、大事な人を誰も守ってやれない
魔法少年スウィーティー☆彡タルトが扱うプリティー☆彡ステッキの力は、使用者の精神力を削って、その弾丸とする
一晩中撃ち続けていた為、純平の頭髪は既に白くなり始めている
撃ち過ぎた事による重度のストレス故であり、普通の暮らしをしている者であれば、こうはならない
それでも純平は、まだ倒れない
純平はまだ知らない
グリが純平を魔法少年スウィーティー☆彡タルトとして見込んだのは、その精神力の強さ故である
決して諦めない心―――
そう純平とは、精神力だけならアキラよりも上なのだ
これが後に、純平に強大な力を与える事になる
さらに速く、
さらに正確に、
大事な人達を守る為、戦う事を決意した―――
いつまで経っても、純平が訓練を止める気配は、無い
ウム、眼精疲労が…
少し、横になります
それでは、おやすみなさい




