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閑話休題2!魔法中女プリティー☆彡キララ その8

日々、お疲れ様でございます


何にも考えずに4キャラ+1と増やしてしまったせいで、話の構成に悩んでおります

先によく考えておかないからです


まあ、そうやって苦労して、学んでいくものなのでしょう


それでは本日のキララ、どうぞ

ここは会社の出入り口、その脇に少し寄った位置である


キララが、どう話しかけたものかと言葉を選んでいたら、アキラが振り向いた


「こんな所まで押しかけて、済まない」


やだ、そんな目で見ないで―――


乙女と化したキララに、言葉は無い

キュンキュンしちゃって、いるのだ


「サングラスを用意してくれたと聞いた。厚かましいんだが、そいつが今すぐ欲しいんだ。何とかならないか?金なら後で払う」


中条寺キララとは、社畜である

事情を説明出来ない早退など、不可能だ


だがその頭脳は優秀である

3秒で答えを見出し、アキラに答えた


「ここで、ちょっとだけ待ってて下さい」


小走りでデスクに向かい、カバンから予備の鍵を取り出す

前回失くして非常に辛い目に遭った為、町の鍵屋で作っておいたのだ


エレベーターを降り、再び小走りでアキラの元へと向かう


「この鍵、持っていて下さい。私の部屋のです。サングラスは、テーブルの上の箱に入っています」


本当はその鍵で毎日のように来て下さいと言いたいのだが、乙女化して胸が締め付けられている為、そこまで大胆な言葉は、いくつか浮かんだものの、どれも喉元で詰まって消えた


「…礼を言う、助かった。仕事の邪魔をして、済まなかった」


二歩ほど歩いて、アキラがキララの部屋の方へと跳ぶ


「あの…」


仕事が終わったら会いたかったのだが、キララはそれを言い出すタイミングを失った


手を伸ばしたままの姿勢で固まり、やがて手をおろす

仕事に戻らないと―――



10分も経たないうちに、アキラはキララのマンションへと辿り着いた

4階だった事は覚えているが、この廊下からだと、どこの扉か分からない


音を立てないようにゆっくりと、一つ一つ順番に、鍵が合う部屋を探していく


今のアキラは、サングラスを掛けていない

つまり、顔を見られれば、その証言から人相書きを作られてしまう


404号室、405号室、…どれも合わない


406号室

鍵を差そうとしたら、ドアが開き始めた


中の住人が、外出しようとしているのだ―――


瞬時にドアの反対側に、身を隠す


どうやら、出てきたのは主婦らしい

足音から聞き取れる体重で、女性だと分かる


ドアが、閉じられてゆく―――


女性の顔が視界に入った瞬間、アキラの逞しい腕が、その口を掴んで反対側にバッと捻った


裸締め―――

スリーパーホールドとも言う


「ンンンンンンンンンンン!!!!!」


いかん、今回はちょっとうるさい奴だ

速攻で落とさないとマズい


普段はやらないのだが、口から手を放して、首を絞めている右腕に左手を添え、力を込める


ケェッ、という声を最後に、女性はガクンと失神した

まさに万力のような力で締め上げられ、声すら出せなかったのだ


女性を扉の中に入れ、そっ閉じする


その後、408号室を開錠するに至ったアキラは、キララの室内でサングラスを手に入れた


装着―――


フム、なかなか悪くない

以前のものと違って、鼻当ても割れてない


お礼の言葉など書置きしようかと思ったが、さっきの女性の目が覚めて、通報されても面倒だ

玄関の鍵を閉め、ベランダを開けて、さっさと退避するアキラ


この後漸く、冷めたお茶にありつく事となる


一方その頃純平は、学校をサボって訓練を続けていた


もう2日しか残っていない


純平には、時間が無いのだ―――

まったくね


Xなんかで人の話を拾い聞いてると、世の中ろくでもない事ばっかりです

なんも悪くない人がひどい目にあうなんて、私は気分悪いです


皆さんはどうぞ、お気をつけて

それでは、おやすみなさい

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