閑話休題2!魔法中女プリティー☆彡キララ その6
本日辺りは、お休みでしょうか
そうでない方は、お疲れ様です
いい歳して、フラれる
そんな目に遭った情けない男ですが、今日も元気です
諦めたら、負けです
確か安西先生も言ってました
それでは本日のキララ、どうぞ
飛びながら、飲む―――
ダメだ
薫りの全てを置き去りにして、前へと進むだろう
知る限りで、最高の一杯である
アキラはそれも含めて、ゆっくりと味わいたいのだ
それを手に入れる為に苦労し、今しがた叔父達の首まで捻ってきた
とりあえずお茶を頂き、キララが帰宅する19時まで待つ―――
ダメだ
サングラスが無ければ、素顔を見られる
現在素顔であり、個人を特定される状態である
そしてアキラとは普段から、しょっちゅうやらかす
悪気は無いが、何故か犯罪者扱いされる
お巡りさんに逮捕されてしまう可能性が、生じてしまうのである
無論の事、黙って逮捕されるようなアキラではない
以前も数名の警官に囲まれてしまったが、見事に立ち回り、全員グイグイと締め落として、逃げた
そしたら何故か、大事になってしまった
30台以上のパトカーが現れ、100人近くの警官に囲まれた
上空には、ヘリも飛んでいる
通常の人間であれば、詰みの状況である
だが、アキラは詰まされるに至らなかった
ほぼほぼ、怪物
その状況を突破するに至る、人間離れした猛者である
そこの認識を誤っていなければ、警察ではなく、軍隊を招集していたであろう
首筋への手刀―――
現実的には、それなりの武道家がやっても、これで人間が失神する事など無い
それを可能にできる筋力など、通常の人間には備わっていないからだ
だがアキラは、やってしまう
時速180㎞の車に撥ねられたかって位の衝撃が、鞭を撃つかのような音と共に、対象の首を撃つ
パァァァン―――
人間の行いであれば、手刀で出せるような音ではない
お前、マジか?―――
死ぬだろ、これ―――
振り返りながら倒れた警官が、失神する前に最後に思った事が、これである
ちゃんと手加減してあり、数日後には息を吹き返している
流石に殺人犯になる事は、アキラも勘弁なのである
そんなこんなを思い出していたら、時間が経ってしまった
キララが出勤してしまうまで、あと10分少々だろうか
大変喉が渇いているが、お茶ならまた淹れれば良い
それより、サングラスが無ければ、捕まる
警官どもに勝てんという事もないが、いつまでも追い回されるのは面倒だ
既に約80%が筋肉と化している脳ミソをフル回転させ、アキラがその結論へと至る
物事を判断した後の、アキラの行動は早い
ベランダを開け、次の瞬間には飛び出した
目指すは、キララの部屋である
暑かった夏が、過ぎていきます
思い出が出来るのは夏ですが、物思いに耽るのは秋です
目が覚めたら、抱き寄せる方がいない者は、特にです
それでは、おやすみなさい




