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特訓!魔法中女プリティー☆彡キララ その3

お疲れ様でございます


何事もない、平和な一日

そんな日々だけ続いて欲しいものですが、中々そうもいきません


面倒事が無かったら、私もアニメを見て過ごせるんですけどね


それでは本日のキララ、どうぞ

「出口を相手の背後にするなんて、センスあるね。これならもう実戦でもいけるよ」


パタパタと飛びながら、グリがニッコリと微笑む


説明しよう―――


タマルのステッキの能力、異界操作

要するに、入り口と出口を思った所に造り出す能力である


東京とニューヨークを繋ぐ事だって、出来てしまう

入り口と出口のイメージさえ可能であれば、距離は関係ないのだ


ただし、タマルは知らない

グリが、話していないからである


この能力は、使う度に残りの寿命を削ってゆく―――


空間を捻じ曲げる為に必要となる膨大なエネルギーを、使用者本人の生命力から供給している為だ


今回の使用で、3年分程度だろうか

あと20回ほどその力を使えば、タマルは生命力の全てを使い果たし、死に至る



「むう、…真っ二つになったのは、俺とはな。笑える」


ストレッチを行い、体の具合を確かめながら、アキラがニヒルな笑みを浮かべる


一通りの動作を終え、直立姿勢に戻って腕を組む

どうやら、どこにも問題は無いようだ


コォオオオオオオオオ、って言ったら、体がくっついた


キララはまだ、現実を受け止めきれていない


「あ、あのっ!俺の力って、どうやって使うんですか!?教えてください!」


傍から呆然と見ていた純平が、思い出したようにグリへと問いかける

そう、純平には、家族と家と、幼馴染達を守るという使命がある


役立たずのままでいる訳には、いかないのだ


「ン。そうそう、折角だから純平のステッキも試しておかないとね。ステッキの先をアキラに向けて構えてみて?」


言われてそのまま、ステッキの先をアキラへと向ける


するとどうだろう、王冠の力が連動し始めた

数秒後に、アキラがどう動いているかが、純平に伝わって来る


「ハイ、撃ってみて」


「えっ!?…いや、ダメでしょ。なんで撃つんですか?ていうか、撃ち方知りませんけど」


「あー、そうだったね。ゴメンゴメン。イメージするだけで良いよ。力を目いっぱい溜めて、溜まり切ったら飛ばす感じでやってみて?アキラーーー!!今から純平が撃つから避けてみてーーー!!」


ム?とアキラが振り返り、手招きしている

撃って来いと、純平に言っている


どんな距離であろうとも、相手が撃った瞬間にアキラは避ける


至近距離でも同じ事だ

相手が引き金を引く瞬間と、銃口の向きを見極めている

飛んでくる弾丸を避ける事など、アキラにとっては造作もない事なのだ


「じゃあ、いきます!!」


純平のステッキに、スウィーティー☆彡タルトが持つ力が溜まり始めた

しばらく、トレーニングをさぼってしまいました

肩と胸板と腹筋を作り直したいので、明日はちょっと頑張ります


なんで鍛えるのかって?

そりゃ、タンクトップを着て見せつける為です

私の中での格好良い男とは、脱いだら凄い痩せマッチョです


それでは皆様、おやすみなさい

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