変身!魔法少女ラヴリー☆彡タタラ その5
皆様、お疲れ様でございます
ちょっと今、軽く意識が飛びかけていましてね
誤字脱字とかあったら、ご指摘願います
それでは本日のキララ、どうぞ
「(一週間後?…ちょっと待っててください」
タマルが通勤時に持ち運ぶトートバッグから手帳を取り出し、予定の確認を始める
どれどれ、と言わんばかりに、グリが手帳を覗き込む
ラクガキばっかり―――
グリは目を見張り、手帳を覗いた事を後悔した
「(その日は朝からお仕事です。夕方には終わってますから、その頃なら大丈夫です」
「(…ン。それなら大丈夫だね。集まるのはどうせ夕方を過ぎてからになるから」
グリが現在目を付けている人間は、ほとんどが学校や仕事で夕方過ぎまで行動できない
その時間さえ空いていれば、問題は無いだろう
どうやってかは分からないが、グリはペンでキララのマンションの住所を手帳に書いた
「(ここの4階で、ベランダの縁に花の鉢植えが2つ置いてある部屋だよ。ベランダの鍵は開けておくから。じゃあ、ちゃんと来てね?あ、変身して飛んできた方がはやいよ?しなくても良いけど、ステッキは忘れないでね」
「(何時頃に行ったらいいですか?」
人差し指をこめかみに当て、タマルが首を傾げる
「(たぶん、7時か8時くらいになると思う。その頃になったら呼ぶから。時間が近くなったらプリティー☆彡ステッキからあんまり離れないでね?ぼくからの連絡は、それで届くから」
不思議そうな顔をしたタマルがプリティー☆彡ステッキを持ち、しげしげと眺める
マイクとかスピーカーっぽい物は、どこにも付いていない
「(あ、そうそう。元の姿に戻る時は、ステッキを両手で持って戻れって念じるだけだよ」
グリがそう告げた瞬間、タマルは変身を解除した
行動を始める前に、一切その後を考えなかった―――
これ核ボタンだよ?って言われたら、この子押すかもしれない
いや、多分押す
グリの中でタマルは、危険人物に指定された
「(…じゃあ、一週間後に、またね。ぼくはこれから、他に用があるから」
「(ハイ!グリさんまたね。クロのお世話、ありがとね」
笑顔で手を振るタマル
その性根については、悪い子ではないのだ
それだけに始末に負えない
溜め息を堪え、グリはキララの勧誘へと向かった
タマルが、キララ達と出会うその日―――
それまでにタマルは、ラヴリー☆彡タタラの能力を、多いに活用した
要するに、その辺を飛び回っていた
たまに誰かに見つかっていたが、人が飛んでいたなんて話を信じる者など、いなかった
特に生活を影響を受ける事もなく、タマルはキララ達に会う日を迎える事となった
い か ん、 倒 れ る
ちょっとだけ寝ます
おやすみなさい




