変身!魔法少女ラヴリー☆彡タタラ その3
お疲れ様でございます
限界チャレンジ
こういうのも、久しぶりです
SEやってた頃を思い出します
それでは本日のキララ、どうぞ
プリティー☆彡ステッキから眩い光が生じ、タマルを包み込む
その光が弾けた時、新たな魔法少女、ラヴリー☆彡タタラが、その姿を現した
「(これが…私?」
まさか、自分がアニメに出て来るような魔法少女になるなんて、夢にも思っていなかった
興奮気味に、タマルは姿見の前に駆け寄る
その時にブリッとハミ出てしまったが、意外と全く気にしていない
シルクハットの力をまだ得ていないにも関わらず、だ
そう、タマルにそんなものは必要ない
そもそも、何も気にしないからだ
嫌味もいじめも、タマルには効かない
どんな男性からのアプローチも、タマルの心を動かすには至らない
凄まじいまでの鈍感力と、楽観的すぎる性格
そう、タマル・ヴェザリアとは、
メンタルが、無敵なのだ―――
どこまでも、マイペース
会社のお偉いさんに、分かっているよね?と問われ、
ハイと明るく返事をしたうえで、その逆を行く
ちょっと待ておまえ、
何度かは、そう思うだろう
だがそんな者達も、そのうち諦め始める
ああ、こういう子なんだ、と
姿見の前で右を向き、左を向き、次第に笑顔を増していくタマル
にぱ~っと笑っている
「(ン。じゃあ飛ぶ練習をするよ?片足を上げてみて?」
自分が作った物を気に入ってくれるのは嬉しいのだが、このままでは話が進まない
グリは、時間が惜しいのだ
「(こうですか?」
軽くふらつくタマル
そうタマルとは、完全無欠のアニオタであり、運動などしない
そんな時間があったら、ぼくコレの8周目を見ている方が良いのだ
「(そう。で、左右の足をそっと入れ替えてみて?」
言われた通り、そっと左右の足を入れ替える
タマルが、ふわっと宙に浮いた
「(わわわ、これどうやったら下りられるの?」
「(足を戻すだけだよ」
ゆっくり足を下すと、ゆっくり地面に近づく
しばらくブーツを眺めていたタマル
急に玄関から出ると、どこかへ飛んで行ってしまった
「(いや…まだ、話が…」
呆然と、タマルが飛んで行った玄関を眺めるグリ
そういえばさっきから、押し入れで黒猫が鳴きながら、ガリガリと引っかいている
今日はもういいや
開いている玄関をそっ閉じし、押し入れの黒猫を外に出す
器にカリカリと水を入れ、窓から出るグリ
明日には帰って来てるかな
思っていたより、大分苦労しそうな相手だった
もう、なにも考えたくない
パタパタと飛びながら、グリは考えるのをやめた
(注:ぼくコレ
自身を指してぼくと言う、イケメン高校生達にヒロインのカナが囲まれる物語である
現在、イケメン6号くらいまでカナに迫っているが、カナの態度は煮え切らない
自称がぼくのイケメン、そのコレクション。それがぼくコレのコンセプトとなる
ちなみに、ぼくコレの同人誌のほとんどはBLであり、腐女子御用達の作品である)
ンー
頭おかしい系のギャグ漫画で、ぼくコレのシナリオ書いてしまいたくなったんですが
カナの気を引く為に、イケメン1号がホタテをプレゼントします(生
イケメン2号は度胸を見せつける為、校舎の屋上からバンジージャンプをして、地面に叩きつけられます
ロープが長すぎたのです
まあ、今はキララに集中します
それでは、また




