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訓練開始!カザロフ兵団副団長!その4

お疲れ様でございます


まったくね


どこのコンビニに行っても、何もかもが高いです


この時間に活動している人間にとっては、わりと大ダメージです


いえ、良いんですよ?買わないだけですから


さておき、本日のキララ、どうぞ

「…そうして遂に、私達はアムストラウスを救い出して崩れゆくダンジョンからの脱出に成功したって訳さ」


今日も今日とて、朝は副団長候補生達の座学の時間である ―――


シグナスが教室に入ると、ワイスが得意げに昨日の冒険譚ぼうけんたんを他の3人に語って聞かせていた


「こらワイス。教壇をイスにするんじゃない」


「これは失敬。呼ばれなかったシグ…シグナス殿」



こやつめ、なかなか嫌味な感じに煽ってくるではないか…


アナタのそれ、教えを受ける身としてはアウトですよ、って教えただけなのに…



ㇺッと来たのを抑え、席に着いてノートを開くシグナス


先日の負けを見つめ直し、悪かった点や、こうすれば勝てていたかも、といった考察をまとめてきたのだ


ノートを見直していると、本日の講師であるポチが教室に入ってきた



「おはようみんな。今日はこれから嵐が来るらしい。外での活動は全部中止だ」


「なんと。では我々は何を?」


「うーん、どうしようね?じゃあ順番に提案するって事で。はいシグナス」


「えっ?…コホン、では剣術の稽古など如何であろうか」


「次ワイス」


「では不肖ふしょうこの私が、踏んだら発動するタイプの魔法陣でトラップを作る方法の講義を」


「キュレーネ」


「ええと…皆で地上に行ってアイスを食べてくる」


「ベルサリオ」


「帰って寝る」


「アラン」


「ヤヌスさんの所に行って工兵の見学と手伝いってのはどうですかい?嵐が来るってんじゃ余計な仕事も増えてる事でしょう」


「はい、全員でじゃんけん。最初はグー、じゃんけん…」



ポン ―――



シグナス、アラン敗退


「はいもう1回。じゃんけん…」


キュレーネ、勝利 ―――


「という訳で、地上にアイスを食いに行く。ついでに色々見学して来るとしよう」


「やった…」


そんなこんなでアキラを召喚し、現在冥界勢はアキラん家で目立たない恰好に着替えている


ちなみにヒマしてるシャドウストーカー隊も着いて行く次第となった



「キュレーネ!元気してた!?」


「あっ、ザムダさん!今日はお天気がひどいので地上こっちに来てるんです。ザムダさんもお変わりなく」


「よう、お前達が副団長候補か?俺の名はザム、こっちがダリだ。今は休暇中でアキラんとこに世話になっているが、俺達はアスモデウス様の配下だ。まあ仲間って事でよろしくな」


各々が挨拶を終えたところでゾロゾロと出かける10人 ―――


サンダーワンアイスクリームとかいう店に並んで皆してアイスを舐めながら店を出たところ、なにやら女子高生二人が複数の外国人に絡まれている場面に遭遇した


タチの悪いナンパである


「こいつぁメチャ許さんよな…アキラ、持ってて」


持っていたアイスをアキラに押し付け、拳を鳴らしながらその中に歩み入るザムダ


「セクハラですね。お供します」


持っていたアイスをアキラに押し付け、それに続くキュレーネ


「やれやれ。義を見てせざるは勇なきなり。いざ参らん」


シグナスが往こうとしたところ、これ以上はオーバーキルだからとアキラに止められた



「なんだお前ら?邪魔しようってのか?…って、よく見りゃどっちも可愛いじゃねえか。なんだ、相手して欲しいのか?」


「ああ、アタシ達の気が済むまでな…」


ヒュ~…


口笛を鳴らして仲間達の方に振り返った男は、飛び込んできたザムダの右ストレートでえなくズシャッとその場に崩れ落ちた


「何だお前らーーー!タダで済むと思うなよ!!」


「こっちのセリフだボケ共が!かかって来いや!!」


残りの4人に襲いかかられたザムダとキュレーネの立ち回りは、鮮やかであった ―――


現在キュレーネは倒れた一人ずつの首を絞め、全員を失神させている所である



「よし、騒ぎが大きくなる前に逃げるぞ。純平、周囲の警戒を頼む。そこの角でゲートを開く」


「了解」


お巡りさんが来ると面倒なので、とっとと現場から逃走するアキラ達 ―――


「まったく、ウチの妹がやんちゃでスマン」


「いや、立派な妹だと思うぞ?ところで皆、これからどこに行こうか」


「ああ、それならキュレーネさんの意見でお願いします。今日の勝者です」


「え…?私ですか?」


全員にガン見されて答えにきゅうしたキュレーネ


キュレーネの中では、皆でアイスを食べてお喋りをしたら本日は以上である


「えっと…一応名目上は地上の見学という事なので…何か役に立つ知識でも持って帰れたらと…」


「OK了解。だったらそうだな…俺の見たところ、冬に寒いカザロフの土地に合った作物はジャガイモとライ麦だ。このライ麦で作れる黒パンとビール、ウイスキーの製法を紹介するとしよう。一旦帰って動画を観るぞ」



アキラん家に戻って動画を見始めた総勢は、メモを取ったり聞き逃がした所を聞いたりしながら新しい農業と産業の知識を持って帰った ―――

まあね


こんな回もあるんですよ


説明回 ―――


どう頑張っても面白くならない話をこねくり回して、仕方ねえか、で諦める話

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