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カザロフ兵団副団長、選抜試験!その12

お疲れ様でございます


ようやく雨も止んで、良いお天気です


なんか暖かいってだけで、ちょっと幸せです


それでは本日のキララ、どうぞ

「ほい」


「わぁ…何ですかこれ?」


「アイスだよ。アンタのはバニラ&プリン、あたしのはチョコナッツ、アキラのが抹茶ミルクだ」


「アイス…」



現在アキラ達は、物資の調達という名目で街まで買い物に出ている


通りすがりのアイス屋でザムダがアキラの袖を引いた為、皆してアイスを買って店を出た


ちなみにキュレーネの恰好は柔らかいジーンズと裏がボアのジャンパー、槍とぬいぐるみは置いて来ている



二人と同じようにアイスに口を着けてみると、正直甘かった ―――



「ンンンンン…」


感動に打ち震えて立ち止まるキュレーネ


「どしたのアンタ?」


「冷たくて甘いです…これは何日くらい働いたら貰えるんですか?」


その辺よく知らないので目配せでアキラに話を振るザムダ


「ああ、それなら普通の仕事で1時間もかからない程度だ。そんなに高いもんじゃないぞ。気に入ったのか?」


「はい、とっても…」


「そうか…じゃあまた今度食うとしよう。まず先に二人の用を済ませておくか。ザムダ、その店はどこだ?」


「へっへー。ン待ってました、コッチだよ」


ご機嫌エンジン全開になったザムダは、アイスを口にしながらスキップ走行を交えて大分先へと行ってしまった ―――



「…ところで、これからどこへ行くのですか?あと、あなたの事をよく知らないのですが…お伺いしても?」


「まず服を買いに行く。その後は鶏の卵を手に入れる。繁殖させれば重要なタンパク質供給源になる。俺の事はそうだな…一言で言えば戦士だ。他の事は見てりゃ分かる。元々、地上こっちの人間なんだ。地上に詳しい、くらいに思っておけばいい」


「なるほど…」


なんでゲートリング持ってるの?とか、なんで冥界の軍団長と仲良しなの?とか、肝心のその辺は聞けなかったキュレーネ



「おーーーい!アキラ、はやくーーー!」



ちょっと跳びながら手を振るザムダに急かされ、二人はザムダを追ってFALCOファルコとかいう店へと入って行った


「へっへ~!何回も試着してね、もうコイツしかアタシの相棒はいないって思ってたんだ…ああもう、カッコ良すぎる…」


「おいくら万円でしょうか?」


「5万8千と600円になります。こちらの赤いマフラーはこの商品とセットで作られたものですが、如何でしょう?」



ダアッ!! ―――



渾身こんしんのザムダダイブをかわし、お会計を続けるアキラ ―――


「それも下さい」


「では7万2千と800円になります。お買い上げありがとうございます」



「ううう…アキラぁぁぁ…ありがとう~…」


「ウン…こんなに豪快にたかられたのなんて久しぶりだな。嬉しいのは分かったから離してくれ」


なるほど…何か欲しい物があった時には、こうやってたかるものなのか…


こうしてキュレーネは地上での可愛い子さんの生き方の一つを学んだ ―――



「さて、次はキュレーネの服か。背中が空いてる服とか無いか?翼が出せないといざって時に困るだろ」


「ああね。GARAガラにあったはずだ。コッチだよ」


着いて行ってみると、背中が大きく空いた真っ白なイブニングドレスであった ―――


「ンー…普段着的にはコレってどうなんだろうな?」


「いえ…とても気に入りました。ええ、これは正に天使の為に作られた一品です」


「あ、そう?んじゃこれ下さ」



ダアッ!! ―――



渾身こんしん天使エンジェルダイブをかわしたアキラは、そのままお会計を続けた



「…まったく…おかげで俺の財布はスッカラカンだ。お前達、今度仕事を手伝って貰うからな?」


「あいよ~!何の仕事?」


「ある国の大統領がメキシコにいた麻薬組織のトップをブッ殺しちまってな。また狙撃されそうになったんだが、次が無いとも限らない。そのうち俺のとこにも仕事の話が回って来るだろう。まあいつものヤツだ」


「余裕じゃん?なんならアタシらだけで片付けて来るけど」


「あの…それって私でもお手伝い出来ますか?…」


「ウン、飛べる人がいると助かる。ヘリの護衛とかできる?対空ミサイルとかRPGとかが飛んで来るんだ」


「ンー…一回やってみないと分かりませんけど…」


「じゃあ今度練習してみよう。とりあえず次は卵を買いに行くぞ。ゲートを開く」



ヴーーーン ―――



開いたゲートを潜って着いた先は、養鶏場だった ―――



「よう宮本さん、元気してたか?」


「おい、アキラじゃないか!久しぶりだなこの野郎!卵か?」


「ああ、頼んでおいたヤツだ。今持って行けるか?」


「用意してある。持ってけ」



そんなこんなで、次々と冥界へ有精卵を運んでいくアキラ達 ―――



「フー…今日のところはこんなもんだ。あとは純平を連れて帰らないとな。じゃあ卵は任せた」


そう告げて純平を迎えに行ったアキラは、部屋で待っていた純平を捕まえて再び冥界へと向かった ―――

おやすm

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