捕獲!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その6
本日も、お疲れ様でございます
昨今は、室内でも熱中症になったりするそうです
エアコンの効いた部屋に居られない場合は、こまめに水分を摂り、氷嚢などご用意してお過ごしください
それでは本日のキララ、どうぞ
アキラも呼んで、メンツは揃った
差し当って、一緒に戦う仲間は、この3人だ
「ン。みんな揃ったね。じゃあ会議を始めます」
まだキララが割れたカップを片付けているが、グリはお構いなしである
「…あの、何の会議なんですか?」
おずおずと、手を挙げて純平が問う
「きみの家と周辺が吹き飛ばされるのを、どうやって止めようか、って話だよ」
グリはにこやかに話しているが、改めて聞くと碌でもない話だ
純平の目つきが、変わった
「俺、何したら良いんですか?…ていうか、魔法少年って、何が出来るんですか?」
「ンー、とりあえず順番に説明するから、聞いてて?」
そんなやりとりをしていると、割れたカップを片付け終えたキララが近くに来た
カップが無い為、湯呑みに注いだお茶を3つ、それぞれの前に置いていく
「…ぼくの分がないけど、まあいいか」
それを聞いて、キララが席を立つ
やれやれといった表情だ
「3日後に来るのは、敵の幹部3人だよ。やつらの目的は、地上を不幸と悪意で満たすこと。その負の感情が、やつらのエネルギーになるんだ」
純平は、ここに来る前、グリに見せられたイメージを思い出していた―――
一人は、仮面を被った男
一人は、長い金髪の、恐らく女
一人は、人型の獣のような化け物
爆発を食い止めたとしても、この3人との戦いが始まるのだろう
自分はまだ、戦い方なんて何も分かっていない
右手の親指と人差し指で額を押えながら、純平が重い口を開く
「俺達、爆発を止めて、そいつらに勝てるんですか?…俺、戦い方なんて知りません」
「3日後までにおぼえてね?戦えなくて死んでも、ぼくは知らないよ?」
グリが話し終えるかどうかのタイミングで、キララが無言のまま、目前にお茶を差し出す
ただし器が湯呑みではなく、犬の足のマークが描かれた、かわいいお皿だ
犬扱い―――
グリが、その意図を理解するのはまだ先の話であり、腹が立ったその時には、目の前にキララはいない
何も知らないグリが、お茶の薫りを楽しんでいる
「…そんな、無責任じゃないですか?戦っても死なないくらいまでには、教えてくれないんですか?」
グリがチラリと、純平の方を見る
その目は冷たい
「ンー。ぼくのこと、何か勘違いしてない?きみの面倒なんて、みないよ。自分で何とかしてね」
それを聞いて、純平が俯く
そうだ
家と近所が吹き飛ばされる事を教えてくれた
戦う為の力もくれた
これ以上何かをグリに求めるのは、甘えだ
「…ぼくがみないって言ってるだけだよ。そこの魔法中年ドリィーミィー☆彡プリンはどうだろうね?」
斜め隣に座り、お茶をすすっていたアキラが、湯呑みを置く
「話は聞いていた。こいつに3日で戦い方をレクチャーしてやれば良いんだな?」
「ちがうよ?」
アキラが腕を組み、首を傾げて考え始める
どう考えてもそんな流れだったんだが、何故だ
もう少し、決まった時間にうp出来る程度には早く書きたいのですが、どうしてもこの辺の時間になってしまいます
まだ面白く出来るんじゃないか?
そう考えて、書き直し始めてしまうからです
それでは、このあと明日のプロットを練ります
おやすみなさい




