閑話休題!ソフィのクリスマス!!
お疲れ様でございます
雨が止んだ ―――
よし今だ
からの、やっぱり降る ―――
ウン…嫌がらせレベル高いですね
止めて頂けませんでしょうか
さておき本日のキララ、どうぞ
「フン、クリスマスだと?…人間どもめ、気障りなイベントを始めやがって…いいかお前ら、子供をしばいてプレゼントを奪うぞ。若いカップルには水をかけろ。イルミネーションが綺麗だね、とか言ってられなくしてやる」
「…お前、そういう事にだけは熱心だな…」
「どうせ嫉妬か何かだよ。あたしゃ半分ヘビだから寒いのは苦手なんだ。今日はお前達だけでやっておくれ」
アンドラス、オセ、ラミアの三名は、一向に見つかる気配のない純平の情報を求めてまた地上へと降り立っていた ―――
本人がいるのは恐らく、前回酒場で会った南部都市カタロニアのどこか
だがどこを見張っても全っ然ラチが開かないので、とりあえず人質になりそうな人間でも探しておこうか、という事で、本日は地上へと出張である
「あんまり派手にやるんじゃないよ、お前達。サタン様のご命令を忘れた訳じゃないだろうね?」
「分かってる分かってる。お前はコレで飲ってどこかで温まってろ。指輪が光ったら撤退の合図だ。ここに集合するぞ」
そう告げると盗んできた一升瓶とパックの卵を手渡すアンドラス
「日本の卵ってのは生でもいけるらしい。酒に割って飲むと良い」
「…気が利くじゃないかアンドラス。じゃあアタシは早いとこどこかにシケ込むとしようかね」
両手で体を抱え、カタカタと震えながら尻尾で器用に酒瓶と卵を持ったラミアは人目の無い場所を探して一杯飲り始めた ―――
「…で、俺達ゃどうするんだ?…」
「まずは移動する。流石にこんな人混みの中で目立っちゃ目撃者を逃がしちまうからな。もっと田舎でやる。着いて来い、オセ」
こいつは慎重なんだかヘタレなんだか…
そんな気がしないでもないオセだったが、特にこれといった意見もないオセはとりあえずアンドラスに着いて行く事にした
一方その頃、益光ん家 ―――
「…ふわああああああああああああ!!」
忍法、クリスマス飾りの術 ―――
ソフィと氷雨がお風呂に入るまでの間はいつもの古民家だった益光ん家だが、上がってみるとツリーやそれっぽい旗などが飾られ、テーブルの上のケーキにはロウソクが立てられていた
照明は少し落とし、ロウソクの灯りが良い雰囲気を醸し出している ―――
「パパ、なにこれ!?」
「ウム、今日はクリスマスと言ってだな…家族や友人と、その年のささやかなお祝いをする日なのだ。良い子にはサンタクロースなる者からの祝いの品が届くと聞く。ソフィにも何ぞ有るやも知れぬぞ?」
ちなみに益光のチョイスは、ニンテンドーSwitchとマリオ、ボンバーマン、
子供の頃やれなかったゲームボーイとSaga2、聖剣伝説である
こちらはソフィが飽きた頃に自分がやる気だったりする
「さて、ジェダとゾルが風呂から上がったらケーキを切り分けるとしよう…ソフィよ、今年はどんな一年だった?…」
「ンー…パパとママん家の子になった。どっちも大好き。ジェダが来て、ゾルが来て…ンー…ホントのパパとママと妹は死んじゃったけど…私だけ幸せで良いのかな…」
「…良いのだ、ソフィよ…忘れず愛うてやるが良い…いつの日かまた会った時に、私は幸せでした、と言えるようにな…」
「うん…」
そんなこんなを話していると、ジェダとゾルが風呂から上がって来てソフィと同様の反応を示した ―――
わあ…
「よいから席に着けい。ケーキを切り分けるぞ」
「はい…」
ジェダとゾルが席に着き、家族が揃ったところで益光は見事に5等分にケーキを切り分けた
「では皆の衆、メリークリスマス」
「「メリークリスマス!」」
よく分かっていない5人であったが、とりあえずクリスマスとは皆で席を囲んでケーキを食う日らしい
氷雨がスポンと栓を飛ばしたシャンパンが各々に注がれ、たわいもない雑談が始まる ―――
そんな幸せな一日で終わる筈だった益光ん家だが、とある悪魔が二人ほど、偶然にも接近を続けていた
「おい、アンドラス!もういいだろ!?流石に東京からは大分離れたぞ!?」
「ウム!そろそろこの辺ならいけるだろ!よし、灯りの少ない場所を探して襲うぞ!地上襲撃の第一号は俺達だ!」
ああもう寝る
寒い…




