アルクの危機!動き出した悪魔達!その11
お疲れ様でございます
なんか天気悪いんですけど、今日はニャンコ達来るんでしょうか
いつもの時間に待ってますよ
それでは本日のキララ、どうぞ
「ここか…どうやら着いたらしいな…」
ギーヴが馬の歩みを緩めると、カザロフの見張り兵が近寄って来た
「ヴァンから来た、ギーヴ、ベッケル、ガランの三名だ。アバンテ様に到着を報せてくれ」
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
馬から降り、辺りを見ながら進む三人 ―――
「…飢えた民ばかりの貧しい土地と聞いていたんだが…話とは違うな…」
「人知れず、ここまでの発展を遂げていたとは…これはカザロフとは組んでおくべきであろうな」
厩舎に馬を繋ぎ、運ばれて来た馬の飼葉と水をチェックするギーヴとガラン
フム…飼葉は上等、水は透き通っている…
どうやら悪い扱いはされていないらしい
「馬の世話をありがとう。あとアバンテ様の所に案内してくれないか?」
「先にお部屋の方へどうぞ。旅のお荷物はそちらでお預かりします。ご案内は後ほど」
そうしてそれぞれの部屋に通された三人は、そこで別の部屋から出て来たゴルドとバッタリ出くわした
あっ!!
この野郎…!!!
俄かに殺気を帯び始めたベッケルの肩を掴んで、ガランが制する
「…よせ…ここでは止めろ…」
「…分かっている…」
「おいガラン、そいつを連れて早くどっかに行け。暴れ出すぞ」
ガランがベッケルを廊下の向こうへと連れて行く間、ベッケルは悔し涙を流しながら何度も振り返った ―――
「…俺達まで嵌めようとしやがったな…二度と馬に乗れない体にしてやる…」
「さて、何の事やら…道中、事故でもあったのか?」
「もう黙ってろ…このクソ野郎が…」
そう吐き捨てるとギーヴは一つ舌打ちをし、旅の荷物を部屋で解いた
しばらく後、ヴァンの勇士四名はアバンテの前に通された ―――
「よくぞ参った、我がヴァンが誇る勇士達よ…」
「「ハッ!!」」
「此度の試合は、我が妹メルを誰が娶るかを決めるものである。勝ち上がって己が力を示して見せよ」
アバンテの前で跪ずき、頷いてアバンテを見上げる四人 ―――
ここで少し、四人の心情を説明しておこう
ゴルド ―――
このアバンテだけには、どうしても勝てなかった…
俺が大人しくしているのも今のうちだけだ…
今に見ていろ…ヴァンもメルも何もかも、手に入れるのは俺だ…
ベッケル ―――
絶対に許さねえ…
ゴルド、お前が二度と無事でヴァンの地を踏む事は無いぞ…
ギーヴ ―――
あと一歩の所まで来たな、メル…
ずっとお前を見ていた…
お前をこの手に抱くのは、俺だ…
ガラン ―――
刻一刻と、世の情勢は変わり続けている…
それを見極め、ヴァンを正しく導けるのは、俺しかいない…
全ての民を笑顔にする為に、俺は戦う…
「聞け、我が勇士達よ。今回の試合はヴァンの四名とカザロフの四名が同時にリングに上がって戦う。俺は先にヴァンの四人が戦い、勝った者が残りを倒してそのまま優勝するのが良いと思う。先にお前達だけで決着を着けて、それからカザロフに勝て。よいな?」
「「ハッ!!」」
最悪4対1か…
カザロフのモヤシ兵が相手とはいえ、ヴァンのこいつらと死力を尽くして戦った後ではどうなる事か…
「向こうも同じ条件だ。先に国の代表を決めて、それから一騎打ちという流れだ」
なるほど理解了解…
要するに、なるべく無傷でこいつらを倒せば勝ち確か…
「承知致しました、アバンテ様。では我等はこれにて」
それから各々の部屋へと入り、己の勝ち筋を探り始める勇士達 ―――
全ては明日決まる…
後日譚・ウンディーネとホロン
なんかすっかり気に入られてしまったみたいで、抱っこしたり添い寝したりでウンディーネはいつもホロンと一緒にいます
この子は私の子です…
ほぼほぼお母さんと化した、ウンディーネの無言の圧力
ウン…いいんだよ?…
別に取らないからね…
ちょっと困っているイシュヴァルド様
精霊界は、今日も平和である ―――
※追記
残念なお知らせです
諸事情により、今までのペースでキララを書く事が出来なくなってしまいました
落ち着いたらまたゴリゴリ書き始めます




