アルクの危機!動き出した悪魔達!その4
お疲れ様でございます
まったくね
PCが動かないと何にも出来ません
早いとこ、この泥沼を抜け出したいものです
それでは本日のキララ、どうぞ
「…どうしたメルよ、そんな呆けた顔をして」
こちらはカザロフの湯2階、お客様用の一等室である
先に風呂から上がって一人で飲っていたアバンテがメルの方へと顔を向ける
ちなみに酒は地上から取り寄せた辛口の地酒であり、おちょことか使うのがめんどくさいアバンテは一升瓶で豪快に直飲みしている
「きっとお風呂が気持ちよかったせいでしょう…あんなに広いお風呂にゆっくり浸かったのなんて初めてでした…」
「フッフッ…これから毎日浸かれるようになるやも知れぬぞ?」
その数秒後、ホトホトと部屋のふすまを叩くアルク ―――
「アバンテ様、お呼びにて参上致しました、アルクです」
「ウム、入ってくれ」
ちょっ!?…
私まだ、心とか言葉とか何も準備できていないのですが…
開いたふすまからアルクと入れ替わりで出てパタッと閉じると、浴衣姿のメルはツカツカと歩いて行ってしまった ―――
「…どうしたんでしょう?」
「さあな…大方、お主を殴ってしまったのが気まずいのだろう。アレも気は強いが性根は優しい子なのだ。許してやっては貰えぬか?」
「あ、いえ、許すも何も。むしろ勉強になりました。どういう状況なら自分が打ち込まれるか、っていう。一日痛いくらいで済むなら安い授業料です」
フム…
このポジティブな切り返し、何よりメルに非を負わせる事もなくこの件を済ませた…
この男は今、己の判断一つでヴァンのメンツを守る事を選んだ…
どうやらカザロフには、何かと眠っている宝が多いらしい…
「一人で賊を退けたそうだな…ヴァンではそういう強い男が望まれる。ところでお主、動物は好きか?」
ヴァンの主要産業は、放牧である
動物のニオイとか面倒を見るのとかが嫌だって男だった場合、ヴァンの民とは相容れない
「アッハイ。俺、元々は羊飼いの息子だったんです。親父は野盗に殺されて、母と弟達は連れ去られて、羊は全部盗まれましたけど。それで食い扶持を探して家を出たんです。羊も馬も犬も、全部好きです」
「…」
アバンテ、考慮時間に入る ―――
なるほど…性格はおおらか、動物が好き、そして強い…
我がヴァンの大地に相応しい男ではないのだろうか?…
ていうか結構ひどい目に遭ってるなコイツ…
アバンテが手を顎に当て、目を閉じている間に再びふすまが開いた ―――
「どうも先程は失礼を…ヴァンが第一王女、メルと申します…」
「ああいえ、カザロフ兵団副団長、アルクと申します」
「ヴァンのアバンテだ。妹のメルの事で一言礼を言いたくて呼んだ…って今、副団長って言った?」
「アッハイ、まだまだ修行中の身ですが」
アスモデウス殿がトップ、エリゴール殿がその次、軍団長がポチ殿、その次か ―――
ひょっとしてアナタ、この国で一番良い物件なんじゃないでしょうか?…
「いや…若いのに立派な事だ…ところでお主、妻や恋人などはいるのか?」
「いやいや、いませんよそんなの。朝起きたら練兵を始めて、民達の為に兵と一緒に働いたら俺の一日は終わりです。つまらない一日かも知れませんけど…俺、今結構充実してるんですよ…」
そう告げるとおちょこの酒をグイッと空けたアルク ―――
アバンテの目配せと同時に反応したメルが、アルクにお酌をする
「そうか…例えばの話だが、このメルであればお主の目から見てどう思う?」
ン?…
おっぱい?…
一旦外に出たメルは、胸に巻いたさらしと下帯をアーマーテイクオフして妖艶な浴衣姿と化していた
ゴクリと喉を鳴らすアルク ―――
頬を染めてアルクを見つめるメル ―――
ヨーシヨシヨシ…お互い意識したな?
我が弟となるが良い、カザロフのアルクよ…
ウチの子になって、カザロフとヴァンをもっと強く繋げ…
「少し小用だ。厠はどっちだ?」
「あ、階段を下りて左手です」
手を挙げて挨拶をしてふすまを開け、シャッと閉じるとアバンテの顔からは笑みがこぼれ始めた ―――
往け、メルよ…我が妹よ…
お前の幸せとヴァンの未来を掴む時は、今だ ―――
Dead by Daylight、略してDbDってゲームにメメントモリって必殺技があるんですが
アレ、MicrosoftのOS開発部門の連中が全員食らってくれませんかね
クラッカーパンしてお祝いします




