アルクの危機!動き出した悪魔達!その3
お疲れ様でございます
どうやら、M/B直繋ぎでもUBS接続でも、このポンコツWin10は新しいHDDを認識してくれない模様です
ええ、良いんですよ?
わたしゃ仕事で慣れてますから
そっち系の仕事辞めてマシントラブルからは解放されたと思ってたんですが、そんな事は無かった模様です
それでは本日のキララ、どうぞ
「相手はたかが3人だ!!まとめて押しかかれ!!」
「「オオッ!!」」
声を上げ、アルク達に襲いかかる盗賊達 ―――
「お前達は馬車の護衛を。俺一人でやる」
「「ハッ!!」」
盗賊達の剣を受け流し、盾で弾き返して駆け抜けた二人の兵士は馬車の扉を守った
「フン、だったらお前からだ」
手招きをし、手下を周囲に集めてアルクを囲う首領
前から数人で飛びかかると見せかけて実は後ろからでした、からの、やっぱり前からでした、戦法を受けて立っていた者など一人もいない
カザロフの土になるのはお前の方だ…
「行け!!」
「「ウオオオオオオオオ!!」」
遅い…
それに出来る奴なら相手の反応速度を確かめてから踏み込める一歩外に間合いを取る
もう俺だけ踏み込める間合いになった
お前ら如きじゃ何人集まっても俺は殺れない…
「回烈陣斬!!」 ―――
前に飛び込みながら回転しつつ、見事な3捻りの斬撃でまず2人、
憧れのマスター益光が使っていた技である
続けざまに左の一人、右の一人の首を払い、後ろへと向き直った
「ヒッ、ヒィッ!!」
仲間の4人が一瞬で斬られ、恐れをなして逃げ出した盗賊達 ―――
当然背後から弓で射られ、最後まで走っていた男もいずれパタッと倒れた
「まったく…これからこういった手合いも増えるのかな。ポチさんと憲兵隊の配備について相談しとかないとな…ヴァンのお姫様、大丈夫ですか?」
コンコンと馬車の扉をノックして開けたアルクは、いきなりメルに殴られた ―――
「ヘブシ!!」
「こ、こ、この私を誰と心得るか!畏れ多くもヴァンが第一王女、メルである!盗賊共め、控えおろう!!」
右手を開いて前に差し出しての、堂々たるちょっと待ったハンド ―――
だが残念ながら相手は盗賊ではなく、助けに来たカザロフの者である
「いえ、俺達はカザロフの兵です。貴女様をお迎えに上がれとの仰せにつき、参上致しました」
殴っちゃった…ゴメンね?…
えらい腰の入ったパンチ打つなこの人…意識飛びそうになったわ…
そんな二人の出会いであった
「あ、それよりそちらの方を早く。矢を抜いて止血しなければ」
「はい!」
「あっ!ここで抜いちゃダメです!血が止まらなくなります!まずはカザロフの医療所へ向かいましょう」
矢で撃たれたメルの侍女は、息も絶え絶えである
アルクのお供の一人は現地に残って盗賊共のとどめを刺して回り、一人は速駆けして状況を報告しに向かった
アルクが馬車を御してカザロフに着いた頃、待機していた治療班アキラは刺さっていた矢を抜いて蘇生の杖をかざし、治ったら日本シリーズの続きを観たいので帰って行った
「大丈夫?イリーナ…」
「メル様…ご無事でしたか…私の力が及ばず、あのような者達を…申し訳ございません…」
「アンタが背負うな…俺達がもっと早く行きゃ良かったんだ…俺達の不手際で痛い思いをさせてしまったな。謝るよ」
全責任は、自分達にあります ―――
そう言って侍女のイリーナを庇うアルクは、ハッキリ言って恰好良かった
現在カザロフの湯に浸かり、体の垢をゴシゴシと洗い落としているメル ―――
なんてお名前の方だったんだろう…
そういえばお伺いするのを忘れていた
少なくともこの件で、彼が責任を問われる事だけは避けなければ…
そんな事を考えながら湯から上がり、カザロフの冷たい井戸水を飲んでいると先程のアルクが銅貨3枚を払って男湯へと向かう姿が見えた
「あっ!!其方!?先程の!…あの!…」
「おや、奇遇ですねヴァンのお姫様。カザロフへようこそ。先程の盗賊達は地獄で裁判中です。どうぞご安心を」
「あなたのお名前は?…」
「アルクです。あなたはメル様ですね?では…」
ここから話を繋ぎたかったメルであるが、残念ながら異性とどう会話したら良いかなどあんまり知らない
手を振って男湯に去るアルクの背中を、ただ見送っていた
運命的な出会い ―――
メルが感じたものである
一体どうやったら男の気を引いて、自分のものに出来るのだろう?
メルがそんな事を考え始めた瞬間であった
ねむい…




