閑話休題!ソフィと新しいともだち!その2
お疲れ様でございます
まったくね
気がついたら22日ですか
PC環境、まだ全然整っていないんですけど
ひょっとしたらそっちに手を取られて、数日更新が止まるかも知れません
その時は私が複数台のPCを起動したりインストールしたりしながら、苦労しているとこだと思って下さい
さておき本日のキララ、どうぞ
お盆の上に、あったかいお茶と湯呑みを3つ ―――
ジェダには犬用の器に水を入れて持って来たゾルがふすまを開いたら、ソフィ達は既にいなかった
ウン…
考えてみたら、あの子がじっとしている訳ないね…
仕方が無いので自分で全部飲む事にして、ゾルは一人で漢字の練習を始めた
「わはーーー!!」
「キャッハーーー!!」
山の中を、無駄に元気に走り回る子供が二人 ―――
小川に板を置いただけの橋を駆けながら渡り、草を掴みながらちょっとした崖を登って二人はツリーハウスへと着いた
「…すごい…あんなに遠くまで見える…」
遠くでは、鉄橋の上を電車が走っている
河川敷では、謎のランナーがジョギングをしている
「それね、望遠鏡っていうんだよ?」
「ああ、ここをこう触ると見たい距離に視点を合わせられるんです」
いつの間にか人間形態になっていたジェダが、横合いから望遠鏡を触る
「誰?…」
完全に自己紹介のタイミングを失い、見た事ない人になっているジェダを見てホロンは引いた
人指し指をそっと伸ばすジェダ ―――
ホロンは後ずさりしながら、首を左右に振った
友情不成立 ―――
なぜだ?…
「あ、ジェダ。紹介するねホロン。私の家族のジェダ。魔族でカラスなの。この森に落ちていたのよ」
「怖がってごめんなさい…仲良くしましょう?」
「はい。俺はジェダ。ソフィ様の僕です」
それからソフィ達は、テラスに出て遠くを眺めながら色んな話をした ―――
「ん…あっちで誰かがソフィの事を心配しているわ…あなた、大事にされているのね…」
益光である
「あ、パパにお出かけしますって言ってなかった。帰らないと。ジェダ、先に行って伝えて来て」
「はい!」
返事をしたジェダがテラスから飛び降りる
あっ!と声を上げたホロンが覗き込むと、空中でジェダはカラスに変身して飛んで行った
「私達はこっちからだよ」
ロープウェイ ―――
このツリーハウスの名物の一つであり、来たというからには使って帰らない手は無い
両手で滑車の取手を握って、飛び降りる、
至って簡単に使い方を説明すると、ソフィはシャーッと滑って行ってしまった
ちょっと怖いけど、手を離さなかったら大丈夫だよね?…
二回ほど大きく呼吸を整え、意を決して飛び降りるホロン
初めてのロープウェイは、思っていたより速かった ―――
「ひゃああああああああああああ!!」
あっという間に、景色が変わっていく
怖いのと同時に、なんだかワクワクする
「手を離して、ホロン!」
ソフィは慣れているので問題ないが、普通に最後まで滑車に捕まっていると土砂崩れ防止のブロック塀に突っ込む
言われるがまま、ホロンは空中で滑車を手放した
会心のホロンダイブ、80mロープウェイバージョン ―――
飛んできたホロンをドシーン、と受け止め、草の上に寝っ転がるソフィ
「…ウフフフフフ…アハハハハハハハハハ!」
「…フフフフフ…アハハハハハハハ!」
なんだか楽しくなっちゃったソフィが笑い始めると、つられてホロンも笑い始めた
二人で寝っ転がって笑いながら見上げる空は、正直どこまでも高かった ―――
「ソフィ―!そこにおるのか?」
「あ、パパ―!ホロンもここー!」
ホロンの手を引いて立ち上がり、益光ん家へと駆け上がって行くソフィとホロン
戻ってみると、大人達の話し合いは既に終わっていてホロンの帰り待ちになっていた
空気の読める子ホロンは瞬時にそれを察し、しゅんとして頭を下げた
「よし、では帰るとしようか、ホロンよ」
「あっ…」
振り返ったホロンはソフィに駆け寄り、ホロンダイブをかました
「…また来てもいい、ソフィ?今日は楽しかった」
「うん!私も!今度はいつ来る?」
それを聞いて、イシュヴァルド様の方を振り返るホロン
「…折を見て通うとしようか。季節が変わるごとに1回くらいはな」
顔を合わせて目を輝かせ、両手を合わせてピョンピョンと跳ねて喜ぶソフィとホロン
「…まったく、子供には敵いませぬな…拙者は振り回されてばかりでござる…」
「フフ…声の響きで分かるよ。君は今、幸せなんだろう?では疾風殿、家族を大事にな。いずれまた」
手を挙げてバイバイするエリゴール達は、ゲートに吸われて帰って行った ―――
出会いと別れ、人と人とが織り成していく縁 ―――
遠く離れてしまった二人だが、二人の間には確かに絆が芽生えていた
一人は後の、風の旅人ソフィ ―――
一人は後の、精霊王ホロン ―――
ンー…
HDD一台と中古のノート買ってこないと…




