捕獲!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その2
お疲れ様でございます
目が覚めたら、キララが更新されていた
もし楽しみになさっている方がいたとしたら、私の企みは成功です
それでは本日のキララ、どうぞ
「…やります。いや、やらせてください。家族や家や、皆を守りたいんです」
深々とお辞儀をして、グリにお願いをする純平
分かっていた反応なので、グリに気にする素振りは無い
空間に空いた穴からプリティー☆彡ステッキを取り出し、純平の前に差し出す
「ハイ、持って?」
お辞儀から頭を上げ、反射的にプリティー☆彡ステッキを手にした純平の顔色が変わっていく
「これ、女の子用のオモチャに見えるんですけど…」
この目ん玉の言っている事が、大分疑わしくなってきた
一体、何に付き合わされているんだろうか
「じゃあ、ハイ。ぼくに続いて魔法の呪文を唱えて?」
当然ながら、グリに有無を言わせる気など無い
嫌なら、他をあたるまでだ
「スウィーティー、スウィーティー、ルルルルル~。魔法少年に、な~あれ!」
一瞬、息を吸い込んでから、純平は斜め下を向いて、その目から光が消えていった
「…ないです。俺で遊ぶの、止めて貰えませんか?やっぱりもう、帰ってください」
グリに向かって、プリティー☆彡ステッキを突き返す
「やれやれだね。これから見せるのは、3日後のこの辺がどうなるかだよ」
グリが目を閉じると、そのイメージが純平に流れ込み始めた
突如、黒い球体が虚空に現れ、徐々に大きくなっていく
膨大な荷電を伴っているようで、チリチリと電流が瞬いている
拡大が止まり、瞬く電流がその数と勢いを増す
次の瞬間、純平の家の近辺は跡形もなく消え去って、巨大な穴になった―――
その後には、3人の人影が宙に浮かんでいた
呆然と立つ純平に対し、グリが声をかける
「じゃあ、ぼくは帰るね。もう会わないから、さようならだね」
俯いていた純平が、グリの尻尾を掴む
「…きみ、帰れって言わなかった?」
グリの声は、冷たい
「これ、マジですか?本当にここ、こうなるんですか?」
純平は、震え始めた
もしこれが本当なら、近辺の住民は誰も助からない
「そうだよ。君が魔法少年になるなら、話は別だけどね」
涙を浮かべながら、純平が答える
「さっきの呪文、もう一回教えてください。俺、魔法少年になります」
満足げに、グリが笑う
予定通りだ
「じゃあ、ハイ。ぼくに続いて唱えてね?スウィーティー、スウィーティー、ルルルルル~。魔法少年に、な~あれ!」
その声に、秒で純平が応じる
「スウィーティー!スウィーティー!ルルルルル~!!魔法少年に、な~あれ!!!」
ン
ちょっとね
この後の展開を、さっさと書きたいんです
色々思いついてしまったもので
ちょっと変わったルールの将棋の話も書きたいんです
他にも書きたいもの、いっぱいあります
あんまりキララに時間かけてられません
それでは、また




