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純平の危機再び!動き出した悪魔達!その4(純平の見た夢)

お疲れ様でございます


やはりステータスに異常があると、シラフじゃ眠れません


健康は大事


大事な事なのでもう1回言います


健康は大事


さておき、本日のキララ、どうぞ

…きて、純平…起きて…


夢の中で、うっすらと目を開ける純平 ―――


横になったまま声のする方を向くと、青白く光る少女がそこにいた



「…君は?」


「私はホロン…機械に囚われた魂よ…純平、冥界から地上へと逃げて…」



ンー…


何言ってんでしょうかこの子…


地上が危ないから冥界に逃げて来てるんですけど…



「話が全然分からない…君は一体何者だ?…どうして俺が冥界にいるのを知っているんだ?何故俺に逃げろなんて言うんだ?」



「ウッ!!」


ホロンが頭を押さえてうずくま



「…私と話している時に、はっきりと意識を取り戻してはだめ…互いの意識が深い所にいないと、長くは話せないの…また会いましょう…」


「あっ…」



――― なんだったんだろう、あの夢は?…



ホロン…


冥界から逃げろ…


どういう事だ?…



「…さん。ポチさん。起きて下さい。そろそろ畑に行ってから訓練ですよ」


「あ、ああ。おはようニルス。支度して来るよ。起こしてくれてありがとう」



ホントですよまったく…


でもなんか今日はやけにすんなり起きたな…



朝イチの畑仕事、からの訓練 ―――


これを終える頃には純平は夢の事など忘れていた


そしてまたその晩 ―――



「純平?私よ?ホロンよ?」


「ああ君か…聞きたい事があったんだ…君はなんで俺が冥界に居る事を知っているんだ?…」


「あなたを食べた時から、私はあなたとこうして通じ合っているの…」



ンー…


俺っていつの間に食べられちゃってたんでしょうか…



「今日は一つだけ覚えてから起きて?…私の魔力が回復して再起動したら、今度は冥界であなたをスキャンする…その時冥界にいたら、あなたは追われることになる…1ヶ月後くらいよ…サタンはあなたを諦めていない…」



――― 冥界から逃げる…1ヶ月後…


その日から、ポチはその不思議な夢を見た日付けと内容を手帳に残し始めた


書いておかないと、記憶が薄れるのがやけに早いのだ



「ポチさん、最近やけに寝覚めが良いっスね。俺、ポチさん起こす為にみんなより早起きしてたんですけど、この分だともう少し寝てられそうです」


「ごめんね、ニルス。ああそうだ、アルクとサリーナ、ヤヌス、フィッツに声を掛けて来てくれないか?朝メシを食いながら話があるんだ」


この4名は各々が何万という兵を率いる事が出来るよう、ポチが鍛え上げた将卒である


分からない事はアスモデウスに聞き、エリゴールに聞いて自身も学んだ


ちなみに米軍での経験も役に立っている



こちらは兵舎の食堂 ―――


最近の食料事情は、少々ましになり始めている


ヴァン領との岩塩の交易ルートが確保できたうえ、生育の早いマメ科の作物の収穫が既に始まっているのだ


あとマメを狙って畑に飛んできた鳥なども、罠で捕まえてお肉にしている



「おはようございます、ポチさん」


「おはよう、アルク。他のみんなは?」


「ヤヌスとフィッツはすぐ来ます。サリーナはめかしこんでるんで遅くなります」


「あ、うん…冷めちゃうから二人が来たら先に食べちゃおうか」


などと話していると、ヤヌスとフィッツがちょっとだけマメと鶏肉が入ったパン粥を持ってポチがいるテーブルに着いた


「おはようございます、ポチさん。今朝はどうしたんスか?」


「ああ、その話はサリーナが来てからにしよう。とりあえず温かいうちに食べよう。いただきます」


「「いただきます」」



パン粥をすすりながら、どこで何の物資が足りないだとか、カザロフを穀倉地帯にしてヴァンの家畜と組み合わせる計画の話だとかをしていると、ようやくサリーナがパン粥を持って現れた


「遅いぞ、サリーナ。みんなもう食い終わってしまったぞ」


「その…ごめんなさい…」


サリーナはほっそりとした顔の、狐の獣人族 ―――


気になる男の前に、みっともない恰好で出る事など出来なかったのである



「よし、じゃあ本題なんだが。俺はもうちょっとしたらしばらく地上に身を隠すことになると思う。どうもサタンに狙われているらしいんだ」


「地上に?…行くあてはあるんですか?」


「うん、そこは問題ない。多分1ヶ月後くらいだ。で、その間の指揮系統をここで決めておきたい。俺の代わりはアルクだ。ニルスは伝令の指揮や兵站へいたんへの指示なんかのサポートを頼む。他の三人は今まで通りだ」


「あの、ポチさん、1ヶ月後に何があるんですか?」


サリーナはパン粥に手も着けず、話に食い入っている


「信じて貰えないかも知れないけど、サタン側の魔導生命体が夢の中で話しかけてきた。俺はまだ追われているらしい。これをかわさないと、カザロフの存在はバレてしまう」



夢?…



にわかには信じがたい話であるが、ポチの話ぶりから察するにどうやらマジである


「要するにポチさんがいない間、俺達でなんとかするって話ですね?」


「うん。まだそれまでに時間はあると思う。俺も出来る限り、俺がいない間の備えはしようと思う」


「分かりました。じゃあ、俺達もそのつもりでいます」



そして訓練を終えたその日の晩、またもやホロンはポチの夢の中へと現れた ―――

あ…


10月が半分終わってる…

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