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捕獲!魔法少年スウィーティー☆彡タルト

お疲れ様でございます

働いていない日でも、なんやかやあるものです


そんな貴方の、楽しみの一つになれたら

そんなふうに思っております


それでは本日のキララ、どうぞ

少年の名は、風見純平―――


先日17歳になったばかりの、高校生である


線の細いイケメン

そう表現するのが正しいだろうか


少し長めの髪を、ワックスで流れるように整えている


身長178㎝、体重62㎏、痩せマッチョであり、わりと鍛えている

左耳にだけ、下がりのピアスを着けている


その外見はチャラ男っぽいが、中身はチャラくない

どちらかと言うと陰キャであり、通学中にはニーチェなどの哲学書を読んでいる


純平とは、自分探しを始めたお年頃なのだ



同じく高校生らしき女子が、電車内で純平をじっと見つめている


こっち見んなブサイク―――


少し青ざめながら、開いた文庫本と共に、ゆっくりと背を向ける


純平には、想い人などいない

色気づく前に男子校に入ったからであり、童貞である


同じ車両に乗っている、OLや主婦

唇を嚙みながら、耐えている


純平を食ってしまいたいのだ

チラチラ見ている


彼が無意識に放っている色気は、大概の女性をメスにしてしまうらしい


婆さんにも、じっと見られる

純平は、顔を背ける



そんなある日の、帰宅後の自室

見た事ない目ん玉が、おかしな事を口走っている


「…あの、出てって貰えませんか?なんで俺の部屋に、勝手に入ってるんですか?」


カバンをベッドに放り投げ、制服を脱ぎ始める


「きみに用があったからだよ。ぼくの名前はグリモワール。グリって呼んでね」


グリが答えている間に、純平は部屋着のジャージに着替え終えた

そしてグリの方を向いて、溜め息をつく


「その情報、要らないんで。もう一回言いますけど、出てってください」


純平は、言葉に全力の嫌気を込めたつもりだったが、グリに動じる様子は全く無い


「ン。じゃあ、出てくよ。きみはあと3日で死ぬけど、救えるのはぼくだけだよ?じゃあね」



えっ?



部屋の窓が開き、グリがパタパタと近寄って行く


「…離して?出ていけって言ったの、きみだよね?」


グリが、その尻尾を純平に掴まれている


「…いや、ちょっと待ってください。死ぬってどういう事ですか?なんでか話してください」


「この近くに、悪党が現れるからだよ。きみが部屋にいる時間帯で、多分爆発に巻き込まれる」


純平は考え始めた

それが本当だとすると、そのタイミングで逃げていたとしても、家が無くなる


自分や家族は逃げられたとしても、近所の幼馴染み達はどうなるか

避難させられるだろうか

全員は、難しいだろう


「それを、止めてくれるんですか?」


それを聞いて、グリは微笑む


「きみにその気が有るんなら、きみにそれが出来る力をあげる。どうする?」

まだ書き始めて2ヵ月経っていないのですが、PVが2600超えました

皆様のおかげです

頑張ります

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