暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その34
お疲れ様でございます
ンー…
あんまり面白くない回になっちゃったかも…
でも村の雰囲気を出す為なら仕方ない
このまま行きます
それでは本日のキララ、どうぞ
カザロフ領、バゲンの村 ―――
村と言ってもその範囲はやたらとだだっ広く、人口だけは多い
ただ、この地域では食料や鉱石などはろくに手に入らず、毎年冬には年寄りや子供に餓死者が出る
見捨てられた土地なのだ
「…アタシ達の故郷にそっくりね…」
寂れた村の景色を眺め、風にたなびく長い髪を押さえたザムダが呟く ―――
「ああ…食いもん盗もうとして失敗したヤツが殴り殺されたりしてたな…思い出したくもねえ…」
「この仕事が終わったら父さんと母さんに会いに行こう?お土産いっぱい持ってさ…」
「そうだな…もう長い事会ってないな…顔くらい見とくか…」
エリゴールに着いて歩きながらザムとザムダがそんな話をしていると、ある一軒家に着いた ―――
「ここが今日からお前達の宿舎だ…食事は朝夕の2回、パン粥だけだ…配給所まで行け…」
小屋 ―――
圧倒的、ただの小屋 ―――
エアコンのリモコンは、どちらでしょうか?…
「…今日はもう休むと良い…私はまだやる事がある…何かあったら人を捕まえて聞け…」
「「ハッ!」」
そう告げて去っていくエリゴール ―――
隊員達はお布団を広げ始め、それぞれのスペースを確保した
「4人でギリギリだな…まあ足を伸ばして眠れるだけでも良しとしようか…」
「おいザム、こっちに足向けんなよ…お前の足クサいんだよ…」
そんなこんなで全員小屋の中央に頭を向け、隊員達のポジションは落ち着いた
「…なんにも無えな、ここ…」
「屋根とお布団があるじゃないか…雨の中、外套一枚で野宿するよりはましだ…」
ザムが黙って寝返りを打ったところで、ぽつりぽつりとザムダが話し始めた ―――
「…アタシはただマシな暮らしがしたいんじゃない…良い思い出が欲しい…いつかアタシが死ぬ時には、幸せだったって思いながら死にたい…」
「…死ぬなんて言うなザムダ…お前なら幸せになれるさ…さあ、みんなそろそろ寝よう…」
俺達この先、どうなっちゃうんだろう? ―――
言葉にこそしないが、これが隊員共通の想いである
サタンを敵に回したという時点で、無事でいられる保証などもう無いのだ
隊員達は眠れぬ夜を過ごし、そして夜が明けた ―――
「配給所はどっちだ?…」
「人が集まって行っている…多分あっちだ…」
朝夕2回の食事の為に、配給所に並ぶ隊員達 ―――
出されたパン粥は、正直味がしなかった
「マズい…」
ポイッと器の中にスプーンを捨てるザム
「おいやめろザム、周りを見てみろ…」
自分が少しだけ食べては、残りを子供にあげるお年寄り ―――
列に並ぶのが間に合わず、その日の朝食にはありつけなかった者達 ―――
そう、ここでは食料は貴重なのである
隊員達が食事を終えて小屋に戻ると、その前で村長のバゲンが待っていた
「あ、お待ちしておりました皆さん。エリゴール様がお呼びです。こちらへどうぞ」
エリゴールの前に通される4人 ―――
「…来たか…任務については先日話した通りだ…復唱を…」
「ハッ!まず第一にサタン城におけるサタンの存在の確認、次に居た場合は誰と何を話していたかの確認です!」
「良し…ではこれから任務だ…準備は良いか?…」
「ハッ!」
エリゴールがサタン城下町の近くにゲートを開き、ゲートリングをダリへと渡す ―――
「…では任せたぞ…カザロフへのゲートを開いてくれ…」
ヴーーーン、と音がしてゲートが開き、エリゴールはその中へと消えて行った
「…さて、朝っぱらから任務か…夜なら良かったんだがな…」
「…夜じゃ寝ちゃってるでしょ?…ボヤボヤ言ってないで行くわよ?…」
「…手分けして探そう…俺とザムダは左、ザムとゾルは右からだ…探索が終わったら正門の影で落ち合おう…」
「…分かった…行くぞ…」
こうしてシャドウストーカー隊のサタン探索ミッションは始まった ―――
ンー…
トイレに行きたいような、別に問題無いような
今ちょっとお腹下してます
オナラか実かでフン!ってチャレンジしたら、確実に負けます




