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暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その32

お疲れ様でございます


今日はちょっと朝から出掛けてきます


前書き考えてたら7時過ぎちゃいました


それでは本日のキララ、どうぞ

数日間、鶏ガラを煮込んでは冷まし、出汁を取り続けたスープ ―――


醤油ベースのカエシにはネギ油と味覇ウェイパーが加えられ、鍋で溶かれてゆく ―――


ちなみにラーメン屋さんに入った時に感じるあの匂いは、ネギ油の香りである



具材の半熟卵、メンマ、海苔、ちょっとだけ炒めてシャキシャキ感を残したモヤシ、そしてチャーシューも既にスタンバイしている



両手を組んでアゴの下に置き、何も喋らない佐藤さん ―――



何か機嫌を損ねたって事は無いよな?…


あれはこうしている間にも国の先々を考えているんだ…流石だな…


違ってたらウケるw…



音も出さずに、まばたきと口の動きだけで会話するシャドウストーカー達 ―――


佐藤さんは、ただ無心で待っていた ―――


己の中で高まって行くラーメン欲を抑え続け、極限に達したところでアキラの一杯で解放する為である



沸かしていた鍋から麵を上げ、チャッチャッと湯を切るアキラ ―――


カエシとスープを合わせ、味を調えたらこの麵をどんぶりの中に静かに落とす


最後に具材を並べ、モヤシを盛ったら出来上がり


アキラ特製、鶏ガラ醤油ラーメンである ―――



「ヘイ、お待ち」



お箸とレンゲと共に、出来たラーメンをゴトッと佐藤さんの前に置くアキラ


店長アキラは次のラーメンを作る為に、また台所へと戻ってゆく



佐藤さんの目の前に置かれたラーメンは、正直輝いていた ―――



何もかもが完璧だ…


これはもう芸術品と言っても過言ではない…



「頂きます…」


まずはレンゲを持ち、スープを掬ってみる佐藤さん ―――


最初に感じたのは醤油の塩味と風味、そして後から徐々にスープの出汁の旨味が口の中に広がって来た ―――


流石だなアキラよ、だが麵の方はどうだ?…


箸を持ち、麵を掬ってすすり始める佐藤さん ―――


この麵は中麵のちぢれ麵…


正解だ、アキラよ…


細麵ではスープを吸い過ぎて味が濃くなり、太麺ではスープが負けてしまう…ここがジャストだ…



アキラの茹で加減は、お客さんが食べ始めるタイミングに合わせて完成するように仕上げてある



分かる…


分かるぞ、アキラよ…


お前はラーメンの天才だ…



無心になってラーメンをすすり続ける佐藤さん ―――



その間にも次々と麵が茹で上がり、シャドウストーカー隊達の前にラーメンが並べられてゆく


「!?…美味え…これがラーメンってヤツなのか…」


「黙って食え…それがラーメンに対する礼というものだ…」


「ハイ…」


佐藤さん、完食 ―――


「コイツもどうだ?」


コン、とコップを置いて冷えた瓶ビールを置くアキラ


「もう少しで餃子焼けるぞ。一杯飲りながら待っててくれ」



ラーメンからの、ビールからの、餃子 ―――



この完璧なまでのフルコースに、佐藤さんは痺れた ―――



くそう…グーグルマップで5点付けられないのが残念だ…


美味かったぞ、アキラよ…



ホントは何か用があった筈なのだが、ラーメンで何もかもを忘れてしまった佐藤さん ―――



とりあえずその日はみんなでビールを飲みながら歓談する運びとなった ―――

行って来まーーーす!

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