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暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その29

お疲れ様でございます


今ちょっと、方向性で行き詰っています


説明回を面白く書くのって、どうやったら良いんでしょうね


まあ置いといて、本日のキララ、どうぞ

とは言ったものの、どうしたもんかのう…


エリゴールと差し向かいにテーブルに着き、お茶を飲みながら思案しているアスモデウス ―――



例え百万の軍勢を集められたとしても、あの隕石メテオ群落ストライクを食らえばひとたまりもないじゃろう…


確か、魔界にあったアーティファクトの一つが空間を捻じ曲げられるという代物しろものだった筈じゃが…


アレさえあれば…



「…アスモデウス様、私から一つ提案がございます…」


「ン?」


「カザロフ領を拠点とし、兵を募りましょう…村長のバゲンは協力してくれる筈です…反乱はまた東から起こる、という訳です」


「フム…それは進めておくべきじゃろうな…だがあやつらは、今年の実りが出来るまでの間は食うにも困っておる…無理はさせられん…」


「準備を進めておく、というだけの話です…彼等が土地の実りを得、訓練を終えた時にはあなた様に20万の軍勢が着き従います…」


「まあ何にしても兵は要るな…分かった、カザロフへと参るぞ」



そんな訳でとりあえず、アスモデウスとエリゴールはゲートを潜ってカザロフへと向かった ―――



「これは、エリゴール様!…そちらの方はひょっとして…」


「ウム。アスモデウスである。族長のバゲンに用がある。呼んで貰えんか?」


「少々お待ちを。ダッシュで行って来ます」


農具を放り出し、全速力で駆け出す村の若者 ―――


入れ替わりで走って来た族長のバゲンは、ゼェゼェと息を切らしていた



「…お初にお目にかかります、アスモデウス様…ようこそこんな辺鄙へんぴな村においで下さいました…」


「ウム…村はどうじゃ?…」


「今は畑の石を取って、もっと良い農地に変えようとしているところです。冬になれば畑も凍ります…それまでには間に合わせる為に、皆必死です…」


「左様か…何か手伝える事はあるか?…」


「春になったらまた、エリゴール様のコールレインをお願いしても良いでしょうか?…ここは中々雨が降らない土地なのです…」


「分かった。エリゴール、よいな?」


「ハッ!!」


「…ところでアスモデウス様、この村においでなさったのは何か別の用ではないのでしょうか?…サタンの隕石メテオ群落ストライクでアスモデウス軍壊滅、という噂を聞き及んでおります…我等の命が要るのであれば、そう仰って下さい…」



たなびく風に長いアゴ髭を揺らし、その先を思案するアスモデウス ―――



「…なかなか耳が早いな、バゲンよ…だが今はまだ機は熟しておらぬ…お前達を無駄に失いたくないのだ…」


「あなた様こそ名君です…我々カザロフの民はあなた様に従い、その使命を遂げますぞ…」


「フッ…やれやれ…こうやって担ぎ上げられては毎度タダ働きをさせられる…相手はサタンじゃ、覚悟は良いか?」


「ええ、例え滅びに向かう道であろうとも。冬を越せずに乳飲み子が死んだ、なんて話はもうまっぴらなのです…戦いましょう」



椅子を立ち、ガッシリと握手を交わす二人 ―――



こうしてアスモデウスは、カザロフ20万の兵を得た ―――

後日譚・タマルとヤン


益光から仕事を回して貰って稼ぐつもりだったヤンですが、いかんせん日本語の文字が分かりません


なんで同じ字なのに、読みとか意味とか変わるの?


その辺分からずに苦労したヤンですが、とにかく勉強を続けました

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