暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その25
お疲れ様でございます
最近は夜が涼しくなって参りました
汗をかかないってだけで大分快適ですね
そんなこんなで、ちょっと調子が上がりました
それでは本日のキララ、どうぞ
燃えるゴミ専用60Lのビニール袋 ―――
この中に空気を溜めておけばしばらくの間は呼吸が出来る酸素ボンベとなる
急いで袋を開いてバサバサと振り、中に空気を溜めて口に当てる兵士達 ―――
ちなみに袋はアキラ商店が100均からいっぱい仕入れてきた
ベルゼブブとの決戦を見越した時から用意していたのである
流れる風と伴に、次第に晴れてゆく紫の煙 ―――
晴れたその先にはアスモデウスの死体がある…
サタンに恩も着せてやった事だ…
あやつが冥主に返り咲けば、それで私も安泰だ…
薄ら笑いを浮かべながら、乾杯用のカクテルを手にして窓の外を眺めるベルゼブブ ―――
アスモデウスが死んでいるのを確認したらアスタロトとチンするつもりであり、現在クリクリとワイングラスを回している
超絶余裕の態度だったベルゼブブだが、次第に固まり、震え始めた ―――
ワイングラスが、パリンと音を立てて床に落ちる
「…バカな…何故生きておるのじゃ…?」
ビニール袋を使って、息をしていたからである
「皆の者、袋はちゃんと畳んでしまっておくんじゃぞ?次が無いとも限らん」
「「ハッ!」」
「では参るぞ!ベルゼブブに目にもの見せてくれよう!!」
「「オオオオオオオオオオオオオオ!!」」
軍勢の鬨の声、ドッカンドッカンと城門を叩き壊している音、眷属のハエ達はさっき全部使ってしまった ―――
終わったか…
ここでベルゼブブの思考、固まる
「…なんとかしてやろうか、ベルゼブブよ…」
別の部屋で様子を見ていたサタンが来た
ハッ!?…そうだ…
まだわらわには切り札があった…
「…頼めるか、サタンよ?…」
「フン、その為に私を匿ったのだろう?やってやるさ…」
テラスから飛び上がり、眼下にベルゼブブ城とアスモデウス軍を見据えるサタン ―――
「…ああ、やってやるとも…ついでにお前もな…」
黒より暗き星霜の星々、ただ意味も無く漂う石達よ ―――
私が意味を与えよう ―――
ここに堕ちろ ―――
サタンが隕石群落の詠唱を終え、宙に彼の魔力が迸って行く
しばらくすると、空の様子が変わり始めた
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「ン?何の音じゃ?」
「アスモデウス様、空を…」
アスモデウスが空を見上げると、そこには無数の隕石が飛んでくる光景があった ―――
「なん…じゃと…」
ゲートを開いて逃げようとしたアスモデウスだが、一手違いで間に合わなかった
一発目の隕石の狙いはアスモデウスである
ハッと振り返ったその時、燃え盛る隕石がアスモデウスを直撃して砕け散った ―――
後日譚・ソフィ
怖い目に遭ったソフィですが、現在氷雨と共に山奥の自宅からアキラん家に避難しています
なんか来たらアキラが殴るというシステムです
おかげではっちゃんは、安心して家を空けられています




