暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その22
お疲れ様でございます
なんか人によっては500話超えるのに苦労するみたいですが、わたしゃそんな事はありません
もっと先まで書きたいんです
それでは本日のキララ、どうぞ
そしていよいよ決戦の刻 ―――
ベルゼブブの悪い予感は当たった
アスモデウス軍は気づかれる事無く兵を進め、今目前に迫っている
「やはり動いていたか、アスモデウス…衛兵、ソフィを連れて来い…」
「ハッ!」
こういう時の為に、しっかり保険はかけてある…
この可愛いソフィを目の前でチョンと切ってやるだけで、お前は手も足も出せなくなるだろう…
それでも止まらなければ私の毒の惨劇でまとめて始末してやる…
「…ベルゼブブ様、兵を出して城を守らせますか?…」
「…そんなものは要らぬ…逆に邪魔になるだけだ…」
「…しかし万が一という事もあります…せめて近衛兵だけでもお傍に…」
「…フッ…お前は心配性だな、アスタロトよ…何かしてくれるというなら、いつものやつを入れてくれ…」
「…はい…」
カメの血が4、ワインが6 ―――
ベルゼブブ様が最近お気に入りのカクテルである
アスタロトがシェイカーを振り、ベルゼブブの前に置かれたグラスに注ぎ始めたところでバァン、と扉が開き、衛兵が声を上げた ―――
「ベルゼブブ様!ソフィが…ソフィがいません!!」
は?…
グラスをカシャーンと落とし、途端に顔色が変わり始めるベルゼブブ ―――
ちょっと待て、ちょっと待て…
いや慌てるな…私にはまだ毒の惨劇がある…
目の前のアスモデウス軍を全て滅ぼしてから、お前を交渉のテーブルに引きずり出してやる…
私の国は私のものだ…
お前の命などには従わぬ…
こうしている間にも、刻一刻と城へと迫り来るアスモデウス軍 ―――
「…ベルゼブブ様、兵を…」
「…城内だけ固めさせよ…入って来る前に終わらせる…外に出せば毒の惨劇の巻き添えになるぞ…」
「ハッ!!」
From ポチ ―――
全軍、ベルゼブブ城の目前へと迫りました
この先の指示を待ちます
From アスモデウス ―――
よし、動くぞエリゴールよ
これよりベルゼブブ城へと向かい我等と合流しろ
ベルゼブブ城を陥落とす
「…来たか…行って来る、椿…」
「私も共に戦います…連れて行ってください…」
健気な椿の顔と声に一瞬顔を歪め、椿を抱き締めるエリゴール ―――
「…ここに居てくれ…君が居てくれる所が、私の帰る場所だ…絶対に帰って来る…待っててくれ…」
そう告げてしばらく見つめ合うと、ゲートを開いてエリゴールは戦場へと向かって行った ―――
「…お待たせしました、アスモデウス様…」
「いや、待っとらん。おぬしは左翼を率いよ。参るぞ」
「ポチ、状況は?」
「あ、エリゴールさん。何かおかしいんです。こっちにはとっくに気づいている筈なのに、兵を出して迎え撃つ様子がありません」
「集って来たらまとめて仕留めようってハラじゃろう。風が強くなるのを待つぞ」
そう、ベルゼブブの必殺技、毒の惨劇で発生する猛毒の煙 ―――
吸ったらあっという間にあの世行きであるが、息を止めてガマンしていたらいずれ風に乗って流れていく
これをやり過ごしてから攻城戦に入るのが、アスモデウスの狙いである
アスモデウス ―――
ベルゼブブ ―――
双方が睨み合う中、それぞれの思惑は複雑に絡み合っていた ―――
後日譚・フレイヤ様
現在フレイヤ様は多忙を極めており、大体ホテルでカンヅメである
ドラマや映画の収録、コンサート、ダンスのレッスン ―――
帰って来たら、新曲の聴き込みをしながら意識を失う
二人の時間を作ると言った達夫さんだが、断れない仕事が増えすぎてしまったのだ
純平さん、何してるんでしょうね…
今日もフレイヤ様は、一人寂しくホテルで眠る ―――




