暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その17
お疲れ様でございます
鼻が詰まっている時にプーンと鼻をかむと、耳がおかしくなる現象 ―――
ハイ、知ってました
もう止めます
鼻の片方が詰まっていますが、私は元気です
それでは本日のキララ、どうぞ
アキラの背後に迫った二つの影 ―――
ザムとゾルである
台所でキュッキュと洗い物をしていたアキラに、二人は飛びかかった
誰だ?
何のつもりかは知らないが、そっちがそう来るなら俺の返事はこうだ
パァン!!
まずザムの顔面に裏拳を入れ、その鼻をヘシ折る
瞬時にゾルの腕を取って関節を極め、スリーバーホールドでグイグイと締め上げ始めた
数秒後、あえなく失神したゾル ―――
「…ウオオオオオオオオオオ!!」
鼻血を垂らしながら、ザムが渾身の力でアキラへと襲いかかる ―――
だが右手に持ったナイフはカキーンという音と共に折れた
剛体術 ―――
その気になったアキラの体は、大体鋼鉄と同じくらいの硬さになる
なんだと!?…
信じられない、といった顔でザムが右手のナイフを見た瞬間、アキラはその腕を掴んだ
スリーパーホールド ―――
「…ウッ…止め…」
止めません
グイグイと締め上げてこっちも気絶させ、ケーブルタイで後ろ手に二人を縛り上げていく
そして二人を両手に持ったアキラは、益光ん家へと向かった ―――
「はっちゃん、いるかー?」
「?」
益光が出たところ、なんか見たことがない黒い人が二人縛られていた
「…此奴らは?…」
「ああ、俺を襲ってきたんでな。とりあえず締めといた。ソフィを誘拐した奴等の仲間かも知れん。拷問して話を聞き出すぞ」
「承知!!」
益光が究極の拷問セットを揃えている間、ダリは静かにタマルん家に侵入していた ―――
どうやら二人とも、良くお休みのようである
まず寝ているヤンの人指し指にチョンと触り、反応を確認するダリ
全く反応が無い…これは起きないだろう…
そう判断したダリは人指し指から一気にゲートリングを引き抜き、影の中へと消えて行った
まず最初に空き家に戻ったのはダリだった
ひょっとして、任務に成功したのって俺だけなんだろうか?…
リングだけあっても俺、ソフィもアキラも連れて帰らないんじゃお仕置きされるんだけど…
ソワソワしながら不安な時間を過ごし、冬眠に失敗したクマのように空き家の中をうろうろしていたところ、ザムダがソフィを捕まえて帰って来た
「ああ、もう!どんだけ暴れるのよこの子!」
「はなせー!」
捕まえられて移動している間、後頭部で頭突きを入れたり肘を入れたりして、ソフィは必死の抵抗をしていた
だが残念ながら、子供の力ではザムダから逃れるには至らなかった
「よし、縛るぞ…腕を押さえておいてくれ…」
両手を後ろに縛られ、口に猿轡をかまされたソフィ
これで任務は成った ―――
現在ダリは、9回1点差、ランナー一塁の場面で相手のホームランバッターを討ち取って勝利した抑えの投手の心地である
「…あとはあいつらだな…とりあえずソフィだけでも運んでしまうか…お前はここで待機しててくれ…」
そう告げるとソフィを連れ、ベルゼブブ城へと向かうダリ ―――
ザムダはさっきのダリと同様、兄貴が帰って来ないので心配になり始めていた
一方その頃、益光ん家では拷問という名のサバトが開かれていた ―――
約800℃ ―――
火にくべられて高温に達した鉄の棒を、ザムとゾルの顔の前に近づける益光とアキラ
ウッ!!
立ち上がる熱気に、思わず顔を背ける二人 ―――
「…今からこれで、おぬしらの全身の皮膚という皮膚をなぞる…ソフィの居所を話せ…」
ンー…
ソフィちゃんが大きくなって、カナちゃんやジェダ達とバンド活動を始める話とか、いつか恋をしたり、冒険の旅に出たりするサーガを書きたいんですが、まだ全然そこまで至りません
私がソフィちゃんには幼女でいて欲しいからです




