閑話休題!魔法中女プリティー☆彡キララ その5
まったくね
いらん仕事ばっかり増えます
たった一人の可愛い子さんを構っていたいんですが、それも厳しい状況です
それでは本日のキララ、どうぞ
「…ん?じゃあ私、別に晒された訳でも何でもないの?」
「どうせきみの事だから、ぼくの力を知りたかった、ってだけだよね?だから教えてあげただけ」
どうやら、キララの考えは見抜かれていたらしい
それはそうだろう
グリとは声を掛ける相手を、時間をかけて慎重に見定めているのだ
ずっと見ていたが故である
キララが何を感じ、何を考えるかなど、とっくの昔にグリは知っている
「あら、臭くない?…私、漏らしたわよね?」
プリティー☆彡キララのパンツが、浄化を完了したのだ
「そのパンツの力だよ。きみの体は、常に浄化されている。毒とか放射能とか、そんなのにも耐えられるよ」
なるほど、電車から帰りまでの我慢は無駄だったらしい
次からは人に見られてない所で、漏らしてしまおう
無かった事に、なるのだ
ところで一方その頃、アキラは病院で過ごす父親の世話を終え、帰宅していた
母親も、現在は介護施設にいる
自宅にいたのでは、いつ倒れて死に至るか分からないからだ
腎臓が悪く、透析治療を受けている
皮膚は黒ずみ、その命が長くない事を示している
父親は、脳卒中で倒れた
半身不随が体に残り、今も卒中の恐怖に怯えて生きている
大丈夫だよ、父さん
良い薬を見つけたんだ
俺が買って来るから、待っていてくれ
必ず治してやるから
アキラとは、不幸と戦う者である
頭はあんまりしっかりしていないが、人を愛する心は人一倍深い
ドリィーミィー☆彡プリンか
この力を使って、俺は何が出来るのだろうか?
誰かを癒せる力が良かった
それなら親父と、母さんを治せていたのに
帰宅後、プリティー☆彡ステッキをふと手に取る
これ、剣以外の何かに使えたりしないだろうか
ふと、そんな気になったのだ
「ドリィーミィー、ドリィーミィー、ルルルルル~。魔法中年に、な~あれ!」
魔法中年ドリィーミィー☆彡プリン
まずは、その姿へと変身する
闘魂剣―――
あの時は、ただ溢れる闘気を吹き込んだ
ならば、今度は人を救いたいという意思を吹き込んでみてはどうか?
どうしても救いたい人がいる
今俺は、その為だけに生きている
俺に力を貸してくれるというならば、誰かを救う為の力を、俺にくれ
大事な人なんだ
失いたく、ないんだ
プリティー☆彡ステッキに、その魂を吹き込むアキラの目には、涙が流れていた
蘇生の杖―――
その所作を終えた時、その周囲にはゆっくりと花が咲き始めていた
誰かに仕事を投げる
誰ならちゃんとこなしてくれるかを、正しく判断する
そういったものを身につけない限り、有能さんは過労死の危機に晒され続けます
それでは、おやすみなさい




