暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その10
お疲れ様でございます
モビルスーツ ―――
アレって一体、いつになったら実現するんでしょうね
パイロットになりたいとか子供の頃思ってたんですが、どうやらその夢は叶わない模様です
ボールで良いから乗せてくれませんかね?
さておき、本日のキララ、どうぞ
「ハァ…今日は疲れまシタ…」
とぼとぼと202号室へと帰るタマル ―――
外国人の団体客が泊まっていた為、一日中その対応でバタバタしていたのである
何言ってるのか分かりまセン…今ツールで翻訳するから待ってて下サイ…
当ホテルではそういうサービスを無料で行ってはいまセン…どっかよそで頼んで下サイ…
疲れ果てたタマルが部屋に帰ってガチャッと扉を開けたところ、スヤスヤと寝ているヤンとお酒の瓶、コンビニ袋が目に入った
ガサガサと袋の中を覗いてみると、そこにはお弁当やパン、スイーツやニャンコの缶詰などの数々が入っていた ―――
ハッ!…このお宝の山は?…
現在はテーブルと化しているコタツの上に、なんか書置きがある ―――
それ全部タマルさん達の分です
ヤンさんまで増えてちょっと大変でしょうから、多めに買っておきました
猫缶はクロとサビちゃんにあげて下さい
あなたにではありません
純平より ―――
ありがとう、純平サン…
もう死神坊ちゃんと白メイドのDVD、コンプリートするの諦めて生活費に回そうかと思ってたんデスが、これでなんとかなりそうデス…
とりあえずお弁当を食べ、シャワーを浴びて部屋に戻るタマル ―――
ヤンがいるにも関わらず、スポーツブラにショーツだけ、という強気の部屋着スタイルである
PCの前の定位置に座ると、目につくお酒の瓶がなんだか気になりだした
元々お酒は好きなのだが、アニメの方がもっと好きなのでお金はそっちに消える
お酒…しばらく飲んでないデス…
少し考えたタマルは、一杯やりながらアニメの鑑賞を始めることにした
「ガウマルジョス! (乾杯!)」
高々とコップを掲げ、グビグビと飲んでは息を吐く
久々の酒のせいか、今日の仕事の疲れもあってか、タマルの酔っ払いメーターはどんどん上がっていった
まだだ…まだ私は寝ない…
あと1話見てからだ…
根性で眠気に耐え続けていたタマルだが、とうとう限界を超えてプッツリと意識が途切れた
大の字になって寝ているタマル ―――
再生され続けているアニメ ―――
高い所に登ろうとして失敗している猫 ―――
そんな状況で、ヤンは目を覚ました
「ン?…」
辺りを見回してみると、タマルが寝ていた
ウン…
ン!?…
二度見 ―――
…アナタその恰好、あとちょっとで裸じゃあないですか…
それってひょっとして、誘ってるんでしょうか?…
OK了解なんでしょうか?…
目が覚めたのも束の間、ヤンのいろんな所の血圧メーターが上がり始めた ―――
後日譚・サマンサ様
サマンサ様が髪を切ったのは、ポチへの未練を断ち切る為である
その後、他国の王子様と何度かお見合いしてみたのだが、片手で勝てるヘタレばっかりであった
髪を切ってはみたのだが、ポチへの未練は切れなかった
そんなサマンサ様は、今日も夜空を見上げながら盃を煽っている




