暗躍する影!世界を守れ、アスモデウス!その4
お疲れ様でございます
改めて部屋の中を見渡してみると、ここ片付けなきゃな、って所があったりします
めんどくさいんでまだ放置してますが
物書きなんて始めると、時間がいくらあっても足りません
さておき、本日のキララ、どうぞ
ウーン、どうしよう…
仲間とはぐれましたなんて報告したら、ベルゼブブ様にお仕置きされる…
その頃、隊長のヤンは頭を抱えていた ―――
ちきしょう…
雨でビッチャビチャだわ、腹は減ったわ、ソフィとアキラの手掛かりは何にもないわ…
何より仲間が見つからない…
俺一人でやるしかないのか?…
機嫌の悪いサラリーマンのような顔になったヤンは、仲間を探して最初に降り立った地点の周辺をうろうろしていた
だがしかし現在、仲間達は空き家でお弁当を食べてチューハイを飲み、お布団の中でぐっすりお休み中である
残念なことに、雨で流されてダリが書いたマークも消えてしまっている
雨に打たれながらうなだれ、途方に暮れるヤン ―――
ホントにマジでどうしよう?…
いっそ仕事を投げ出して、魔界に移籍してしまおうか…
雨宿りに付近のアーケードに入ったところ、ふと悪ガキ達が店のシャッターにスプレーで落書きをしているところが目に入った
これだ…書置きだ…
最初に降りた場所に、仲間達へのメッセージを残そう…
一縷の希望を見出したヤンはその場所へと移動し、ナイフでカリカリとシャドウストーカーのマークを壁に刻み始めた ―――
ホントは日が暮れたらここで待ってます、とかいった文字も入れておきたかったヤンだが、空腹と眠気が既に限界を超えていた為、マークを刻み終えたところで安心して気絶した
「お疲れ様でしたー!」
「ハーイ、おつでース!」
本当は朝までの夜勤だったのだが、その日はホテルのお客さんがあんまりいなかった為、半休を使って早上がりしたタマル
深夜の街中、傘を差して歩いていると、なんか行き倒れになっている人を発見した
「ハッ!?これは事件デス!」
駆け寄ってみると、悪魔っぽいコスプレをした何者かであった
これはタブン同志デスね…
助けてあげないと…
声を掛けてもビタ一動かないので変身してヤンを担ぎ、南浦和のアパートまで飛んでいくタマル ―――
ビチョビチョなので服を脱がせ、洗濯機で脱水にかけると廊下に段ボールを敷いてその上にヤンを寝かせ、薄い毛布を掛けた
寝ているが、どうやら呼吸は安定しているようである
大丈夫くさいと判断したタマルは、自分もお布団に入って眠りに就いた
翌朝 ―――
ハッ!?…
ここは?…
目が覚めて辺りを見回すヤン ―――
なんかニャンコ達にじーっと見られていた
顔を部屋の中の方に向けると、タマルの姿が目に入った
「あ、起きたんデスか?よかったデス」
「俺は…なんでここにいるんだ?…」
「道端で倒れてたから私が持って帰って来まシタ。おなか減ってないデスか?」
正直、泣きたくなるくらい腹が減っている ―――
「減っている…」
「じゃあちょっと待ってて下さいネ?今から作りマス」
タマルが作ったのは、お好み焼き ―――
日本で覚えた最初の料理であり、速攻で作れる
ちなみに具はキャベツのみである
「ハイ、どうぞ」
ナイフとフォークを手渡され、お好み焼きを口に運ぶヤン ―――
最初の一切れを咀嚼して飲み込むと、口の中に旨味、腹の中に栄養が生き渡った ―――
「ハイ、お水」
無心で食べ続けるヤンの横に、コップに入った水を置くタマル
それを手にしたヤンは一気に飲み始めた
生き返った…
貴女は一体、どちらの女神様でしょうか?…
完食後にそんな目でタマルを見るヤン
「あ、服はそっちで干してありマス」
「助かる…俺はヤン…お前の名は?」
「タマル。タマルデス」
「ありがとう、タマル…もう少しだけ寝かせてくれ…」
そう告げたヤンは、もう一度段ボールの上で横になってお布団を被った ―――
ねむい…




