閑話休題!魔法中女プリティー☆彡キララ その3
お疲れ様でございます
ちょっと時間を作りたくて、早めに書き上げておきました
寝て目が覚めたら、腹筋など鍛えます
それでは本日のキララ、どうぞ
「…そうだよー。相手の心臓の中に直接、怨霊をボコボコ湧かせ続けて破裂させるんだよ。興味ある?」
聞いた限りでは、ろくでもねー話だ
それ絶対、何か間違ったら私も呪われるヤツだろ
だが聞いておいて損はない
そんなん食らって、無事でいられる奴なんていない
キララはスマホの電源を切って、グリに微笑んだ
「んー、私、そういうの信じてないし。どうせそれを聞いて怖がった誰かに、言う事聞かせる為の方便でしょ?」
嘘である
キララの本心は、こうだ
何が出来るかを全て、詳らかに話せ
「…へ~え。そういえばキララ、ぼくの力ってまだ何にも知らなかったよね?」
ハイ、乗ってきた
「知らないわよ?だって会ったばっかりだもん。一昨日くらい?」
グリの次のページをめくって、扇風機の風を当てる
まだ生乾きだが、わざとめくった
これは、挑発である
「ひょっとして、今のってわざとやった?乾いてないから戻して」
「あっ、ごめんね。ここだったかしら?」
2ページ前であり、既に乾いている
グリがイライラし始めた
キララの悪意に、気がついている
何故、キララがグリを挑発するのか?
お局様の、習性なのだ
お前、何が出来るのか見せてみろよ?
そう、キララは今、グリの引き出しを開けようとしているのだ
当然ながら、グリが自分を殺したりする訳がないという計算のうえである
相手の力量を試しておく事で、自分がどこまでやっても大丈夫かを確認しておく
必勝不敗の者とは、ナチュラルにそういったものを知る為の行動に出る
だが今回は、相手が悪かった
グリとは呪いのスペシャリストであり、嫌がらせに於いて右に出る者などいないのである
「…わざとだね?ぼくは、きみとは仲良くしたいと思ってる。だから、最初はこれで済ませてあげる」
「えっ?」
急に、猛烈な便意が込み上げてきた
耐えられるとしたら、5秒くらいだろうか
すぐに、トイレに行かなければ
だが、それは叶わなかった
振り返った途端に、腰が抜けたのだ
動けない―――
「あっ、あっ、ああああああ…」
やめて
本当にすみませんでした勘弁してください、ごめんなさいでした
もう括約筋が限界です出ちゃう
口を開けてグリの方を振り返り、涙を浮かべ始めたキララ
グリは本の姿のままだが、何故かグリが今考えている事が分かる
漏らせ―――
そう、主張している
そして考えたくない事に、スマホが宙に浮いてキララの方を向いている
ひょっとして、カメラ起動してますか?
写真ですか?動画ですか?
もう、撮っちゃってたりしてますか?
ンー
地球防衛軍6のPC版を楽しみにしていたんですが
私が5の戦友達と再会する日は、来ないようです
もう、私の時間は書く事、愛する人を幸せにする事、世を導く事
これらに割く時間しか作れません
あとは寝るだけです
おやすみなさい




