抗(あらが)え!人類の味方エリゴール! その21
お疲れ様でございます
もう8月も終わりかけですか
夏休みの宿題が終わっていないキッズ達、みんなで集まって写し合うなら今のうちですよ?
31日では間に合いません
さておき、それでは本日のキララ、どうぞ
木に止まり、とある城の中を見ているカラス ―――
こちらはバルニア城、城主は件のヴェッサーチである
ジェダが数時間見張っている間だけでも、一人、二人と知った顔の男が来てヴェッサーチと仲良さげに肩を抱き合っては話をしていた
あの男も写真で見たな…
何を話しているんだ?…
会話の内容が気になったジェダは、木からバルコニーへと飛び移って聞き耳を立てた
「…では約束通り、武器の供出はこちらで行おう…兵の供出の方はそちらで頼みましたぞ?」
「お任せあれ、ヴェッサーチ殿…兵だけなら20万は用意出来ます…度々山賊を働いては手を焼かせてくれる部族が居ましてな…」
「フフ…ついでにこの戦で其奴らには居なくなって貰う、というのは如何かな?…名誉の戦死というヤツですよ…」
「フッフッフッフッ…なるほど…我が領の面倒も減りますな。あいつらが奪った食料や塩で、どれだけの損害が出た事か…流石はヴェッサーチ殿、一石二鳥の妙案です…」
戦…
20万…
確かあいつは、カザロフ領のブランシュ男爵…
どうやら、ヴェッサーチは開戦する気らしい
その辺の情報を掴んだジェダは、一旦帰ってアスモデウスとエリゴールに聞いた事を話した ―――
「やはりか…どうしたもんじゃろうかのう、エリゴールよ?」
「…そうですね…ヴェッサーチ達は、あまり忠実ではない兵を用いて攻めて来るようです。話から察するに、カザロフ領の山賊達でしょう。彼等をこちら側に寝返らせる、というのは如何でしょうか?」
「ウーム…素直に従ってくれるものかのう?」
「彼等は岩と砂だけの地に追いやられて飢えと凍えに耐え、時には餓死者が出る故、山賊を働く民族です。条件次第ではこちら側に着いてくれるかと」
「そうじゃのう…暮らしが厳しい民か…ここは一つ、その民を味方にしつつ良い話を作るとしよう。エリゴールよ…全ての国を纏め上げるに当たって必要な事とは何だか分かるか?」
「…法と治安の維持でしょうか」
「良い線行っとるが惜しいのう。正解は全ての民から求められる王で在ることじゃ。悪しきは糺す。そこは合っとる。加えて民からの評判を得る事じゃ。ずっと王様でいて下さい、と思われるような治世を行えば自然と民も着いて来る。ワシの後はおぬしじゃ。ワシのやり方をよく見ておけ」
それってひょっとして、私がいずれ冥界の主になるって事でしょうか? ―――
目を輝かせたエリゴールの忠誠度は、Maxの100を超えて120くらいまでに到達した
「なるほど…して、カザロフ領の山賊達の扱いは如何に?」
「要は食っていけんから悪さをするんじゃろう?食っていけるようにしてやれば良い。来い、エリゴール。アキラに知恵を借りに行くぞ」
ヴーーーン、という音と共にゲートを開き、アキラん家に行くアスモデウス
この人って良い事言うけど、基本他力本願だよな…
そんな事を思いつつ、エリゴールはアスモデウスに着いて行った ―――
キャラ設定コーナー・その2 エリゴール
悪魔の姿の時は仮面を被っています
基本的には人型ですが、ちょっと獣も入ってます
性格は紳士、冷血漢、ラーメンと椿を見ると、脳がバグります
人に化けている間は、佐藤さんです
ひょっとしたら、アナタの隣の佐藤さんは彼かも知れません




