閑話休題!ソフィのなつやすみ!その2
お疲れ様でございます
今何時だか分からない現象 ―――
そしていつの間にかスマホの充電が切れている現象 ―――
ウン…
とりあえず灯りつけないと…
その辺に足の小指とかぶつけてますが、私は元気です
それでは本日のキララ、どうぞ
とある雨の日 ―――
日中でも薄暗い山の中を、ソフィは一人で探検していた
装備は虫取り網と虫カゴ、小さいバケツである
合羽に長靴といった出で立ちで、辺りを見回しては散策するソフィ
ジジッ!!
セミゲット ―――
今度は小川に行き、水の中を探る
なんかいる…
そっと掬ってみると、それはイモリであった
二匹の獲物を携え、意気揚々と帰るソフィ
その帰りの道中に見つけたのは、巣から落ちた一羽のカラスであった ―――
「パパ、これ…」
パタパタと駆けて来たソフィが、雨に濡れて弱ったカラスの雛を益光に差し出す
「…ウム…不運であったな…そのまま捨て置くがよい…」
ソフィ的には、助けたかった
益光を真っ直ぐ見つめながら、目に涙を溜め始めたソフィを見て益光は直ちに行動を開始した
「もしもし、アキラか?すぐに来てくれ…」
ゲートをヌッと潜って益光ん家に来るアキラ ―――
「どうしたの?」
「このカラスを助けてやっては貰えまいか?…」
「分かった。やってみよう」
蘇生の杖をカラスの雛にかざすアキラ ―――
「ダメだ。コイツにはそもそも、生きる為の力が無いらしい」
それを聞いて涙を溢し始めたソフィ ―――
「パパ!…」
しがみついてくるソフィをそっと振りほどき、アキラにエリゴールの所へのゲートを注文する益光
「…待っておるがよい、ソフィよ…父がなんとかしてくれよう…」
カラスの雛を連れ、アキラと共にゲートを潜る益光 ―――
「…エリゴール殿…この鳥の命を、なんとか救えまいか?…」
「ウン?…魂の力がやたら弱いな。このままだと遠からず死ぬだろう。そうだな…」
少し考え、ティンと閃いたエリゴール ―――
「孤児院から子供を貰って来て、その鳥と契約させる事にしよう。行くぞ」
速攻で孤児院から一人の子を貰って来たエリゴールは、同じく速攻でその子とカラスの雛の契約を交わさせた
「魂の力は満ちた。これでもうその鳥が死ぬ事もあるまい」
「…助かった、エリゴール殿…これで娘を泣かせずに済む…」
「さっさと行ってやれ、疾風よ。私も執務で忙しい」
カラスの雛を抱え、ゲートを潜って我が家に帰る益光とアキラ ―――
ソフィにそっとカラスの雛を手渡す益光
それを見届けると、アキラは帰っていった
段ボール箱にタオルを敷かれた巣の中で、孤児院でボコられて飢え死にするとこだった少年は目覚めた ―――
「…あれ?…ここは?…」
なんか鳥の体になってる…
まだ状況がさっぱり分かっていないそのカラスに、ソフィが話しかける
「…元気になった…良かった…」
「あなたは?俺の名前はジェダ」
「私はソフィ…あなたを助けたかったの…あなた、話せるのね…」
ダークエルフの少女と、使い魔のカラス ―――
この二人はいずれ、長い時間を共に過ごす事となる
お腹減ったね…
そういえばなんにも食べてない…




