抗(あらが)え!人類の味方エリゴール! その14
お疲れ様でございます
昔は田んぼにヤゴとかオタマジャクシとか普通にいたんですが、なんか最近は見ませんね
子供の頃、田んぼに獲りに行ってました
豊かな自然と、田畑の恵みが戻る事を祈ります
それでは本日のキララ、どうぞ
「往けい!!」 ―――
アスモデウスの号令に応じ、反乱軍の兵士達が岩や杭などの邪魔な瓦礫をどかし始める ―――
その間に屋根に飛び乗り、今度はサタン城の城門を狙撃する純平
堅固に閉じられた城門の閂はたった2発の銃弾で中央部が吹っ飛び、ついでに城門の蝶番も全部撃ち抜かれた
「よし、城門を打ち破れ!!突入するぞ!!」
最早力を失った城門は、反乱軍によって容易く破られた ―――
流石にもう衛兵達が来る頃だろう…
そういう計算だったサタンだが、事実は違った
エージェント益光の夕べの働きで、鎧の繋ぎ目の革を切られていたり、武器の持ち手に切れ目を入れられていたり、馬具が使い物にならなくなっていたりして、現場は混乱していた
はやく行かなきゃ…
そんな想いで焦るサタン城衛兵達であるが、まともな装備も無しに裸同然で出て行っても、殺してくれと言っているようなものである
ウン…
コレもうアウトなんじゃないかな…
俺らのせいかって言ったら、ないっしょ…
ていうかこのままだとサタン様終わるし、別に言い訳とかしなくても済むんじゃ?…
いやここはむしろナチュラルに反乱軍に紛れ込んで、最初からこっちにいました感を出すべきでは?…
絶望的な状況の中、衛兵達は自分達の保身について考え始めていた ―――
「…どうだ、反乱軍はどこで防いでいる?…」
落ち着いたら矢傷が痛くなり始めたサタンは、横になったまま荒い息で戦況の確認をしている
「それがサタン様…先程城門を破られ、城内に侵入されました」
なん…だと…?
「衛兵達は何をしている!!ウッ…」
怒りのあまり、起き上がって声を荒げたら矢傷に響いたサタン
「お逃げ下さい、サタン様…このままではお命が危うくなります」
一瞬、もうこのまま潔く死んでやろうかとも思ったが、口惜しさと、欲望と、腹立たしさの方が勝った
「…そうだな…手負いの身でここに居ても、討たれるのを待つだけか…」
なんとかベッドから起き上がり、窓から真上に飛んでいくサタン ―――
どうやら反乱軍の視界の外、
そこまで上がると、フラフラとどこかを目指し始めた
クッソ、いったいわ…
この脇腹に食らった魔法の矢、聖なる呪いのヤツだろ…
まだ傷口がジリジリ焼け続けているようだ…
とりあえずの窮地を逃れ、付近の洞窟に隠れたサタンは、そのまま意識を失った ―――
なんかヘンな時間に眠くなります
おやすみなさい




