表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/524

急げ!魔法中女 プリティー☆彡キララ その7

お待たせ致しました


今回は暴力シーンが含まれます

苦手な方は、ご遠慮ください


それでは、どうぞ

自衛の為の暴力―――


キララは、それを否定しない

昔はボクシングジムに通っていたし、空手も剣道も経験者だ


間合いの取り方、打つタイミングの取り方、足捌き、スピード

どれを取っても、一級品である


キララの構えはヒットマンスタイル

フリッカーとアップジャブを使い分け、チャンスが来れば無慈悲にチョッピングライトを叩き落とす


キララの足音と、死神の足音は、同じである



一瞬後ろを見、痴漢の顔の高さを確認する

次の瞬間には、痴漢の顔にキララの肘がめり込んでいた


少し上体を下げながら、肩の上から後方に肘を振り抜く


「アアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」



鼻骨、骨折―――


ボタボタと鼻血を垂らしながら、その激痛に痴漢が悶絶の悲鳴を上げる


―――痛いか?


訴えれば恐らく、私の過剰防衛の判決が下る

だが同時にそれは、貴様の痴漢を証明する行いとなる


貴様に社会性というものがあるんなら、それは出来ないんだ


まだ地獄の一丁目だ

殺しちゃ流石にマズいから、半分で止めといてやる


大きく踏み込み、スクワットの要領で脚力を拳に乗せる


左のリバーブローが、深々と突き刺さる



第六肋骨、第七肋骨、骨折―――


「グハッ!!!」


打たれた瞬間に、尋常ではない悶絶ぶり

骨が逝っているのは、誰の目にも明らかである


打った衝撃そのままに引いた左拳を、今度はスリークォーターからのアッパーで顔面に叩き込む


キララの必殺の拳、スマッシュだ


軌道の半分を過ぎた頃、シュー、という雲を曳くような音がし出した



右眼底骨、骨折―――


この骨は、眼球をその位置に支える役目を担っている

これが折れると、どうなるか?


眼球が、飛び出す


周囲の人々が、その凄惨な光景に、悲鳴を上げ始めた

次の一発までだ


崩れ落ちてゆく痴漢のアゴを、キララのチョッピングライトが無慈悲に捉える


パキッ!!



下顎骨左部、骨折―――


ボロボロに顎を砕かれた瞬間、痴漢の意識は消失した


恐らく、交通事故に遭っても、ここまでの惨状にはなるまい

片目が飛び出して、アゴが異様な形に変形し、意識を失っている


「この人、痴漢です―――」


行動を終えたキララは、無残な痴漢を指差してこう告げた


周囲を見回す


目が合った者は、全員コクコクと首を縦に振っている


よかった、どうやらご理解頂けたらしい



次の駅に着いた時、チャックが全開の紳士が痴漢を引きずり、共に駅に降りた

彼がスマホを取り出し、救急車の手配を始めたところで、電車の扉は閉まった


北浦和駅―――


あと数分で、マンションの最寄り駅だ


グリ、お願い…

部屋の鍵を開けておいて…

まったくね


余計な事してたから推敲もおざなりです


何をしてたかって?

肉弾将棋のネタを書き溜めてました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
男側が過剰防衛を訴えなかったとしても捕まるんなら死なばもろともの精神で主人公が男に訴えられない?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ