特訓!魔法少年スウィーティー☆彡タルト その31
お疲れ様でございます
左の眉の端辺りを蚊に刺されたせいで、キンカンを塗っては悲鳴を上げております
メッチャ目にしみるんです
まったくね
蚊とか、絶滅してしまえば良いのに
あいつら世界中の生物の中で、嫌がらせ全一だと思います
さておき本日のキララ、どうぞ
ミサイルか―――
そういえば今起きている戦争の動画で、着弾して大爆発している動画を見た事がある
そのイメージを思い描き、自分がどう動けば撃ち落とせるかを模索し始める純平
ああ、銃口で追いながら撃っても多分当たらない
軌道の先に照準を合わせておいて、タイミングを合わせて撃てばいけそうだ
人差し指と親指をアゴに当てながら、己の動作を思い描く純平
ちなみにこの仕草はアキラのマネであり、自分の中ではこういうのが格好良いと思っている
「ジュンペイさん、あれ撃てマスか?」
タマルが指を指しながら、純平に声を掛ける
そちらに目を向けると、何羽かのカモが飛んでいる
どうやらカモを獲って欲しいらしい
恐らく、今夜の夕飯にするつもりなのであろう
2羽の頭を、寸分違わず撃ち抜く純平―――
少々可哀想ではあるが、人とは誰しも、殺して食って命を繋いでいるのである
他の誰かが代わりに殺しているから気づかないだけの話で、誰しもその原罪を背負っている事に変わりなど無い
厳しい父親からその事を教えられた純平は、命を奪う事に躊躇などしない
そして、そうやって食卓に並んだものを残す事など、絶対にしない
いただきます―――
ご馳走様でした―――
奪った命に対する、感謝の言葉である
「わあ、ナイスショットデス!!」
実はここしばらくの間、タマルはお肉を食べていなかったのだ
お豆腐、モヤシ、見切り品のお野菜―――
直近数日の間に、タマルが口にしたもののお値段は128円である
黒猫のカリカリも買わないといけなくなってしまった為、その食費は以前より更に厳しくなっている
黒猫を飼い始めた事を後悔などしていないが、正直ずっと、お肉が食べたかった―――
純平が撃ち落とした獲物に向かって、真っ直ぐ飛んで行くタマル
その頬には、涎が垂れ始めている
「あの人顔色悪いかなって思ってたんですけど、ちゃんと食べてるんでしょうかね?」
アキラの方を向いて、純平が小首を傾げる
「さあ、山に突っ込んで死にかけたせいもあるんじゃないか?けっこう脳漿出ちゃってたぞ?」
うえ…そんな事あったの?…
生々しい話を聞いてしまったキララは、わりと引いている
ああして元気に飛んでいるという事は、多分アキラが何とかしたのであろう
「わ~い!今夜はお肉デス!!ジュンペイさん、ありがと~う!!」
両手にカモをぶら下げ、満面の笑顔で戻って来るタマル
途中、血抜きの為にカモの足を持って少々振った為、顔や服に血がベットリとついている
あー、この人、サバイバルとかやっても多分、結構平気な人だ―――
ポカーンとした顔でタマルを眺めながら、物言わず純平が悟る
もしそういう状況になったら、アキラさんかこの人頼ろう
草をまとめて手早く紐を作り、2羽のカモを木の枝に逆さ吊りにして血抜きしておくタマル
こうしておくと、お肉の臭みを減らせるのだ
それを見届けたアキラが、声を発する
「じゃあ、そろそろ良いか?相手の裏を取る訓練を始めよう。2on2だ。チーム分けはグーパーな?」
子猫、居なくなっちゃいました
ウチにいるより、母猫の傍に居たかったのでしょう
大事にしてあげたかったんですけど、嫌だというなら仕方ありません
お腹が減ったら、またおいで?
新しい家族―――
私は寂しい独り身です
いつか共に過ごして下さる方を見つけて、幸せになりたいと思っております
さて、今夜のオカズのエロ動画でも探してから寝ますか(いい話を台無しにしていくスタイル
それでは、おやすみなさいw




