私のエッセイ~第百二十九弾:ジハーディ・ジョン ~ 悪魔に魂を売った男
皆さん、こんばんは! お元気ですか・・・?
今宵は、ちょっとグロな話題。
皆さんは、おぼえておいででしょうか?
あの「イラク戦争」以降、たびたびニュース映像に登場し、黒い目だしの覆面をかぶった、恐ろしい男を・・・。
犠牲者を自分の傍らに正座させ、大きなナイフを誇らしげに見せびらかす、そのおぞましい様子を。
得意げに「口上」を長々と視聴者に垂れ流したあと、そのナイフで、犠牲者の首を切り落とし、高々と差し上げる動画が、旧・オグリッシュなどのグロサイトにアップされておりました。
私もいくつか観ましたが・・・本当に残酷な映像で、とてもまともに正視できないものです。
このほかにも、IS(= イスラム国)の戦闘員と思しき覆面をかぶった男たちが、アラビア語で口上を述べたのちに、犠牲者の首を切り落とす映像もありました。
あとは・・・皆さんもご記憶かと思いますが、あの『香田証正さん』の斬首される処刑映像も・・・。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
話を戻しましょう。
前述の「ジハーディ・ジョン」ですが・・・ウィキペディアによりますと、こういった説明がなされておりますね。
『イスラーム過激派組織ISIL(IS)に所属する、ある構成員につけられた渾名である。イギリス人と見られ、特徴的なロンドン郊外訛りの英語を話す。複数の外国人捕虜の取引および斬首処刑映像に姿を見せており、いわば処刑人として知られている。』
この男は、覆面姿であったということもあり、なかなか、その正体がつかめなかったのですが、最終的には、モハメド・エムワジ(英語: Mohammed Emwazi、1988年8月17日 - 2015年11月12日)、20代のクウェート出身、英国ロンドンのウエストミンスター大学を卒業している英国人であると身元特定の報道がなされています。
湯川遥菜さんと後藤健二さんの殺害にも関与し、二人は、このジハーディ・ジョン自らが、処刑・斬首しています。
会社経営者だった湯川さんがテロ組織に捕らえられ、それを救出しようと試みた、フリージャーナリストの後藤さん自身も捕まり、最終的に、ジョンの魔の手に落ちてしまわれました・・・。
しかし、そんな悪魔的所業もいつまでもは続かず・・・やがて、終わりのときを迎えます。
2015年11月12日、アメリカ国防総省(= ペンタゴン)は、ジハーディ・ジョンことモハメド・エムワジを標的とした空爆を行ったことを発表しました。
その空爆はシリア・ラッカでエムワジが建物から出て車両に乗り込んだ際に行ったとされます。
しかし、ヤツによって斬首され、命を落とした人たちの尊い命は、もう戻ってはきません。
あの世で、ジハーディ・ジョンへのさらなる裁きがくだされんことを。
犠牲になられた数多くの人たちのご冥福を、あらためてお祈りします。
そして、二度とこのような残忍で野蛮な所業が起こりませんように・・・。
m(_ _)m