6日目
6日目
本日は昼前に起きた。偉い。褒めて欲しい。
ちゃんと移動も開始した。
昼過ぎからの移動になったが、念のため、同じ場所をぐるぐる回ってしまわないように、途中途中の木に傷をつけながら進んだ結果、距離としては数kmくらいは移動したと思う。
短い距離だが、今の私の生活から考えると、頑張った方だと思う。
また、今回移動を始めたことで、移動すること自体を楽しみに感じている自分がいる。
最初こそ、危険な真似はしたくなかったが、動物や魔物なんかと遭遇した際は即座に絶対安全圏へ引きこもれば大丈夫だろう。
移動中の気分としては探検家だ。
この森がどれほど深いのか、また、どんな危険があるかは分からないが、現状、然程危険は無さそうで、こうなると森を抜けるのが楽しみになってくる。
移動は毎日続けてみるとして、森を抜けた後についても多少は考えておかなければ。
魔法やスキルがある世界なのは自分自身で体験して知っているが、一般的な魔法の習熟度や、スキルの内容、この世界の常識が分からないのは痛い。
こういう時、良く奴隷を買って知識を補っていく話があるが、私には無理だろう。
そもそも奴隷なんて存在があるかも不明だが、おひとりさまを拗らせて、独身貴族を公言していた私にとって、誰かと共同生活するなんて難易度が高すぎる。
人と関わるのが面倒だと思う反面、話し相手は欲しいと思ってしまうジレンマだ。
まぁ、人里の規模によって取るべき行動も変わってくるし、もうちょっと色々分からないと答えは出なさそうだ。
とりあえず今日は寝よう。
なんだか満足感のある1日だった。