26日目
26日目
ありのまま、今日起こったことを話すぜ。
朝から進路を反転させて、元の街に移動し始めたと思ったら夕方には街に到着した。
何を言っているのかわからないと思うが、俺にも分からない。
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。。。
…
……
いかん。
ついネタに走ってしまったが、上述した通りなのだ。
相当な距離を移動したはずだったが、帰りは1日かからずに到着。
考えてもまったくわからない。
意味が分からなさ過ぎて、もうネタとして消化するしか自分の中で答えが出せなかった。
昔のRPGで、上と左右、間違った方向に進むとループして、下に行けば入り口へ戻る迷いの森があったな…
なんて思い出したが、一本道の街道でそんなことあるはずない。ないはず。きっと、多分。
とりあえず、時間も時間だった為、街に着いたら定位置と化した裏路地から絶対安全圏へ入って、休憩して、頭を抱えている状況だ。
街には人がいた為、それだけで一安心出来た。
出来たが、今回のミステリー体験についてはなんとか解決しなければ心の底から安心は出来ない。
私の頭がおかしくなったわけではないと思いたい。
明日は本気で聞き込みしようと思う。




