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15日目

どうしよう。落ち着かない。

所持金が金貨になった…

今日は朝から改めて商業区の散策を行った。

昨日獲得した銀貨10枚で何が買えるか、いわゆるウィンドウショッピングだ。

やはり見ていて楽しく、欲しくなるのは魔法具、魔法付与された装備や道具だ。

ただ、魔法具は高かった。

お値段はピンキリだが、安くて銀貨10枚、例えば送風機みたいなただ風を起こす道具でも銀貨10枚するのだ。

絶対安全圏は空調完備だ。

こんな物は欲しくない。

そうなると必然、欲しいと感じる道具はそれ以上の値段がついていた。

とすると、この銀貨を元手に増やす必要があると考えた私が立ち寄ったのが…カジノでした。

いや、一回行ってみたかったんだよ。

社会勉強だ。

割と細かく賭けることが可能で、流石にスロットはないが、トランプっぽいカードを使ったゲームやルーレットなどがあり、私以外に転移した人が関わっている可能性を考えてしまうほどにカジノだった。

で、様子を見て回ってたところ、変な人に絡まれた。

絡まれたというか、ルーレットを見てた所で変なマスクをつけたおじさんが声をかけてきた。

怪しすぎるのは分かるし、スルーしようとしたんだが、まぁ見てろ、と言うので、しぶしぶおじさんと並んで見学。

おじさんの予想が外れない。。。

良く分からんが、的中され続けると、驚きもあるが、次は次はと聞きたくなる。

そしておじさんは、賭けるなら次は30だぞっと言い残して去って行った。

怪しさ満点だが、元々働いて得たお金でもないし、悩んだ末に全額ベット。。。

36倍に増えて、金貨3枚と銀貨60枚になり、即帰宅。

マスクのおじさんも気になるところだが、思いがけず大金を手に入れてしまったことで、絶対安全圏に帰宅したあとも落ち着かないし、そわそわする。

心の中で悪魔が囁いてる。

明日も行けばさらに30倍だと、楽して稼げるぞ、と。

知ってる。

これは沼だ。

お金を稼ぐ手段としてギャンブルに頼るのは絶対にダメだ。

こういうのは余裕がある時に遊ぶもので、たまの休みに行くから楽しいのだ。

あれ？生活にお金掛からないから余裕しかないし、遊び人だって職業のひとつかも…

いかん、思考がダメな方に行ってしまう。

ギャンブルを仕事だと言い始めたら末期だろう。

とりあえず、落ち着かないし、目はギンギンに冴えているが頭が回らないので、今日の日記はこれまで。