14日目
14日目
初めてお金を手に入れたぞ!
仕事をした訳ではない。
もちろん盗んだ訳でもない。
今日も朝から情報収集という名の散策して、昼から広場のベンチで日向ぼっこに興じていた。
そこへ3度目の幼女ちゃん登場。
そしてもう1人。
お母さんではなく、幼女ちゃんより歳上と思われる金髪少女付きだ。
ベンチでボーッとしているところを幼女ちゃんに発見され、何故か金髪少女を引っ張る形でこちらに向かって来た。
とりあえず、挨拶代わり?にクッキーを、金髪少女の分も併せて2枚手渡しておいた。
で、この幼女ちゃん、ほとんど喋らない。
最初の出会いではお母さんを呼んでたから喋れるはずだが、基本的にんっという発音と身振り手振り。
それが小動物のようで、まぁ可愛いのだが、今回は金髪少女を連れて来た理由が知りたい。
幼女ちゃんがんーんー言って何かを伝えようとしてくれていたが、よく分からないので、結局金髪少女に何してるのか聞くことに。
結論として、金髪少女が迷っていたところに幼女ちゃんが現れ、この広場へ引っ張って連れてこられたらしい。
で、話を聞くうちに、この金髪少女は貴族区に住んでいるお嬢様だと判明。
屋敷を抜け出して来たらしい。。。
正直言って、貴族というものに良いイメージがない為に関わりたくなかったが、幼女ちゃんに元いた場所に戻して来なさいとは言えない。
やれやれ、おじさんも忙しいんだからな、と貴族区まで引率することに。
…まぁ実際は日向ぼっこしてただけなのだが。
道中、幼女と少女がいろんな方向に惹かれていく為、なかなか大変だったが、貴族区の入り口まで到着。
そうすると金髪少女の関係者が登場。
一件落着として帰ろうとした所に、関係者の方がお礼としてお金の入った袋をくれた訳だ。
その額なんと銀貨10枚!
日本円換算だと、、、いくらだろう?
銅貨、大銅貨、銀貨、金貨って順に貨幣があるので、たぶん10万くらいかな?
最後に幼女ちゃんと広場まで帰ってきて、ちょうど良くお母さん登場。
貰った謝礼の半分は幼女ちゃんの物だと思い、お母さんに事情説明して渡そうとしたが、断られてしまった。
このお金は私宛だろうとのこと。
で、冒頭にも書いたが、初めてお金を手に入れた訳だ。
この10万で何するか決まっている訳ではないが、明日がとても楽しみである。
以上、今日はこれまで。




