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平和な朝

ふう、とアイリは息を吐くと、室内に戻った。ワンピースに着替え、寝室を出るのと同時に、ミーナが姿を見せる。


自分を起こしに来たのだろう、とアイリは笑った。


「おはよう、ミーナ。いい朝ね」


アイリの笑顔に、ミーナはにこやかに微笑んだ。離宮に来て当初、つわりもそうだが、気持ちも沈んでいた。


そんなアイリが、半年経った今では落ち着き、笑っている事が嬉しいのだ。


相変わらず、王からはなしのつぶてだが、アイリが心穏やかでいる方が、ミーナには重要である。


「アイリ様。おはようございます。今朝はお手紙が届いておりますよ。殿下方と若君から」

「殿下方はともかく、お兄様は珍しいわね。朝食が終わったら読むわ」

「かしこまりました。朝食は、下のテラスでお召し上がりになりますか?」


天気が良ければ、大抵外で食べる事はもう、決まり事のようになっている。もちろん、と頷いたアイリに笑って、二人は階下へ降りていった。

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