魔王の朝
「う〜ん、いい朝だ!」
魔王の目覚めだ。魔王の朝は早い。起床は4時半で、6時までジョギングをしている。そして朝食だ、ご飯に卵焼き、ウインナー、味噌汁、漬物。これが魔王の朝食だ。もう1度言おう。魔王の朝食だ。7時に家を出て8時には会社に着くようにする。真面目だ。そして、魔王の前にバカでかいガラス張りの高層ビルが見える。入り口の近くに移動し
「おはよう、ガーゴイルくん。今日もナイスセキュリティだね!!」
しかし、ガーゴイルは石のように遠くをみているため無視してしまう。当然、魔王は少し傷つく。そこで
「ガーゴイルくん、頑張ってるね。給料アップも近いね!!!」
と、大きな声で言った。すると
「アリガトウゴサマイマス、マオウサマ」
「いや、聞こえとるんかい!!!
返事もできるんかい!!!」
「…………」
「また、無視かい!!」
と、まあこんな下らない会話をしていると、エントラスにいる受付のサキュバスのノッベントが話しかけてきた。
「あらあら、また魔王様とガーゴイルのコントが始まってしまいましたね。ウフフ」
彼女はサキュバスなだけあって、エロい。おっぱいが大きい。下品な大きさではなくちょうどよいエロいおっぱいをしている。
「んん、ああ、君か。おはよう。ノッベントくん」
魔王がいい声で言った。気持ち悪い。
「ノッベントサン、オハヨウゴザイマス」
「なんで俺にはおはようを言わないの!!」
「……………」
「ガーゴイルさん、魔王様に挨拶をしましょうよ」
エロい。なんで会社でこんなテンプレなサキュバスの格好をしてるんだ。
「ア、マオウサマ。オハヨウゴザイマス。オホメイタダキコウエイデス。」
「今!?俺の一言目への返答いま!?!?」
こんな感じで魔王の1日は始まる…