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契約完了

今回は魔術の仕組みについて書かせていただく予定です。

今はリリィたちの家に俺はいる。今さっき、リリィが目を覚ましたので、この後グランドステッキとの契約の儀式が二人がかりで行われるそうだ。こんな勝手に呼び出されて、いきなり他人の世界を救ってくれって言われてOK出すなんて頭がおかしいと思う人もいるなもしれない。しかし、俺は困っている人に頼まれると断れない人で、よく学生時代も様々な人に頼まれていたものだ。そういう所も全てリリィの心眼という能力で見通されて召喚されたらしい。(なんか癪に障るが。)



リリィたちが儀式の道具を取りに行っているまで暇だったので、俺は家の中を見渡していた。おいおい、こいつら日本軍と敵対しているくせに、ちゃっかり電化製品使ってるじゃないか。後で問いただそう。



そういえば、よく思ったら俺コミュ障で医者の仕事の時以外話せないくせに、普通に異世界に来て喋ってるじゃないか!これは痛いブーメランだな。異世界ものを書いている皆様、異世界ものの事をディスってすみませんでした。



こんな事を考えている内に、リリィとロゼが道具を持ってやってきた。道具と言っても大したものではなく、魔法陣を書くチョークみたいなものと、彼女らの使っているステッキと、これから俺が使うであろうグランドステッキだけだった。

「お待たせー!!」

と大きな声を上げたのはリリィの方だ。常に冷静で無表情なロゼとは違い、いつもハイテンションらしい。(俺の苦手なタイプ)

「今から契約の儀式をやるからその魔法陣の上に立ってね!」

いつの間に書いたらしい魔法陣の上に俺は立たされ、儀式が始まった。

「契約!」

リリィがそう言うと、俺は青白い光に包まれその光が消えると同時に、右手の甲俺の足元に書かれた魔法陣が書かれていた。



あれ?契約簡単すぎじゃない?

「あのーリリィさん、こんな簡単に契約って出来るんですか?」

「ん?そうよ。何かおかしい?」

「いや、普通はもっと長い呪文となあるんじゃないの!?」

少なくとも俺が日本で観たアニメやラノベはそうだったぞ!!

「ははは!!何言ってんのナルミ!そんないちいち魔術使う度に長い呪文とか詠唱唱えてたらスグに殺されちゃうわよ!」

「へ?」

リリィが腹を抱えながら大笑いを始めた。しかも、ロゼも口を押さえながら笑っている。マジかよ、ロゼが笑っているの始めてみたぞ...



リリィの説明によると、初代が作り出した魔術は強力なものばかりだったが、あまりにも発動に時間がかかり、実践で使えなかったため二代目のアイリス様が改良して、したい事を言うだけで発動するようになったらしい。。そうだよなあ...確かにアニメみたいな事やってたら、その間に殺されるよなあ...



次にロゼによる魔術の説明が始まった。

「私たちが得意とする召喚魔術には大まかに分けて3つの種類があります。1つは転移召喚。これは離れたもので実在するものを召喚するものです。あなたを日本から召喚したのがいい例です。」

「ふむふむ...」



「2つ目は創造召喚です。これは自分が頭で想像したものを、本当に召喚してしまうという魔術です。例えば、あるSF小説でとても強力なキャラがいるとするでしょう。この設定上手く思い浮かべれば、本当にそのキャラを召喚できると言う事です。」

「おいおい、なんだそのチートな術は!?じゃああのアニメのどんな攻撃でも跳ね返すあのキャラや、色んな加護をもってるあのキャラも召喚できるとと言うことか!!」

「?あなたが何の事を言っているかは分かりませんが、まずあなたには無理でしょうね。これには相当な修行が必要です。なんせ、天才と言われた二代目のアイリス様がグランドステッキを使って召喚した例しかありませんから。」

「なーんだ、期待して損した...」

あわよくば俺の好きな二次元嫁を片っ端から召喚しようとしたのに...



「3つ目は体内召喚です。これは召喚したものの能力をあなたの体に一時的に宿す事ができる能力です。これが出来れば、戦闘を有利に進めることが出来ますが、強力なものほど自我を失いやすく、乗っ取られる可能性があるので、注意が必要です。アイリス様もこの魔術を使って、魔王サタンに体を乗っ取られてしまいましので。」



なるほど、どれも強力な魔術ばかりだが、どれも使いこなすのは大変そうだな。しかも、召喚魔術師はいくら召喚のスピードが速くなったとしても、召喚したものが出てくるまで時間が少なからずかかるため、防御魔術も必須で覚えなければならないらしい。

「あのさ、なんか試しに召喚してみていいかな?犬とか猫とか害がないやつにするからさ。」

「そうですね、練習も兼ねてやってみましょう。」

「いいねぇ!やってみよー!」

よし、了承を得たことだしやってみるか!

「召喚!犬」

辺りを眩い光が包んだ!おおっ!これは成功か!?

しかし、出てきたのは大量のGだった。

「きゃーーーーーーーー!!なにしてくれんのよーーーーーーーー!!」

家中をリリィの悲鳴が走り回った。



その後Gが出ても微動だにしないロゼによって全部退治されたが、俺はものすごく特訓が必要だと痛感させられた。

予定通り仕組みについて書かせていただきました。最近忙しいので、投稿が遅くなると思いますが、暖かい目で見ていただきたいです。

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