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しがない軍人の人生  作者: 希由華
第一章 廻る歯車
9/15

今すべき事

「もしもし?春樹です。応答をお願いします」

『もしもし、知世です。丁度晩御飯が出来ました。さっき教えた部屋に来てください』

「わかりました。すぐに向かいます」


って行ってもすぐそこだから、歩きで十分。ほらついた。んで、インターホンとな。


「はい~。いらっしゃいな、どうぞ」

「お邪魔します~」


さすが女子、綺麗に整頓されており可愛らしいグッズが所々にある。


「お、来なくてもよかったのに。んじゃ食べるかね。レトルトよりマシだから安心しろ~」

「はい。ありがたく頂きます」


わお、カレーとかオーソドックスな物をチョイスしましたな。あぁ、歩きっぱで腹が減ってるんだよな。さっき誰かさんのおかげで吐いたし....。食欲が出てきたぞ~。


「では、「「「いただきます」」」


うめー、普通に美味い。レトルトなんかより美味いな。


「知世さん、いいお嫁さんになれますね....ううっ」

「なっ...泣かないでくださいよ。ふふっ、お父さんじゃないんだから。仮にも後輩なのに....」

「おい、私の名前ないぞ」

「悪女には、変態な奴隷がお似合いですよ」

「お前がなるか?」

「お断りします。」


あ~久々に美味い飯食ったな。やっぱ誰かと喋りながら食べる飯は美味い。


「おかわりいります?」

「あ、じゃあお願いします」


うむ。何杯でもいけるな。遼さんも、負けはしないと意地を張っているのか早くも三杯めに突入していた。子供みたいだな、とからかったらラー油入れられそうになった。ふざけんな。カレーは幸いにも無事で、不幸になったのは俺だ。しかし、俺の能力は曖昧だな。仕事しろ。



「ところで、新入り。お前は何の能力だ?自然変化系か?身体系か?それとも脳系?」

「その他ですね。みなさんは?」

「私は、身体系の人の盲点になるんです。一時的に。だから、偵察も楽なんですが敵側の日本人が居たら終わりなんです」

「うちは、その他の機械発明だ。笑えるだろ。名前ついてないから説明が面倒なんだよな

。ただたんに機械を発明するんじゃない。この世の人がまだ作っていない物を作れるってだけさ。日本人以外のね。もちろん、発明したのも作れる。まぁ、言ってしまえば技術が天才級なんだよ」


なんか、いいな。俺の能力はなんだ、ゴミだな。まったく訳がわからん。


「春樹くんのその他はなんです?」

「俺は、ただ運がいいってだけですね。それが能力です。今日の社長の試験も社長室までのトラップが一つも作動しませんでしたし....」

「ほう。それは、偶然とは言い切れないな。奇跡か必然としか言えないな。あいつはトラップの天才だ。あいつは、他人の心が読めるんだ。だから、経験でどこにどのトラップを仕掛けたらいいのか分かるスペシャリストだ。まぁ、髪の毛が無い分頭の知恵が抜けないんじゃね?」


ゴフッ


吹いてしまった。流石に可哀想になってきた。育毛剤買ってこよう、自分の分と社長の分。

けど、会社を支えるの大黒柱が凄くなかったらおかしいしな。


「笑うなって、明日面白いもの見れるから」

「あとですね?戦闘部隊は、入社式じゃなくて歓迎会なんです。ようこそと、頑張れの意味を含めて」

「でも、人数多いのでは?」

「20」

「え?」

「たった今の戦闘部隊の人数だ。今年社長が連れてきたのを合わせて40」

「今年は何人脱落するんでしょうね~?まぁ、私は受かりますけど。春樹くんと仕事ができたらうれしいなー」

「...ん?えっ?試験あるんですか?それに、その人数で良くやっていけましたね」


謎だ。戦闘部隊は数より質、って思ってたけど少なすぎる。100人はいていいのに....質より数の会社は俺らの命なんてどうでもいい人形、としか思ってないしな。だから、ここを探しあてきた訳だか....


「私も、最初はビックリしました。しかも、その中で空海か、陸かって分けられるんで10人ですね。まぁ、少人数の方がお釣りがくるって....あと、命を大事に精神なんでね。何がなんでも全員でこのホームに帰る。が、ここのルールですね」

「こっちの化学系は両方合わせて200だ。社長はこっちに力をいれて、いつ起こるかわからない日本人同士の戦争に備えてるんだよ。能力ばっかに頼ってられないし、それに、この地球と他の星々にも限界がある。住める土地、食料。.....酸素。幸いにも、酸素がもう底に尽きそうってだけで、他の国はこの地球から離れて行ったが、日本人の技術で幸いにここでも暮らしてけるようになった。あと、いつ核が降ってきてもおかしくないし、他の星の依頼だって科学の進歩によるワープによって、行き来が楽になったが、スパイがいつ入ってみんな死ぬかわからない。平和なんて夢のまた夢さ」


そう、遼さんは悲しい顔をしながら言った。仕方ない事だ。この悲劇を終わらせるには、日本人がこのビジネスを辞め欲を捨て守る側になるか、滅びるしかない。今はいい。けれど、ビジネスをしないと、酸素が手に入らない。酸素がないとみんな死んでしまう。

「酸素回復計画とかあったが、戦争を始める前までは回復したらしいね。それでも酸素はたりない。結局このビジネスをしないと、みんな死ぬってわけさ」

「まぁ、今は今って事で。やれる事を全力でやりましょ?あぁ、もうこんな時間。【部屋が移動】するから早くもどってねたら~?明日は美味しいものいっぱい食べれるし...」

「んじゃ、私はここに泊まるわ。眠たいし」

「僕戻りますね~。部屋が移動するって事がいまいち理解出来ませんが、ご馳走さまでした~」

「お粗末さまでした。あと、起きたら私迎えに行きますので部屋から出ないでくださいね」

「?はい。わかりました。おやすみなさい」

「「おやすみ~」」


って訳で、自室に戻ってきたわけだが。

部屋の片付けでもしようかなと、思ってたけどやっぱり寝ることにした。明日から軍人なんた、って自覚したね。それに自分でも、すごい話をしたと思う。でも、この問題はそう簡単に解決は出来ない。知世さんの言ったとおり、俺達は今出来る事を最優先に頑張るしかないのだ。


中途半端だったんでのっけました。


シリアス化します。多分。


設定説明は人物同士、主人公の考察視点で説明するつもりですが、

のちのち設定説明を出すかもしれません。

そこは初心なんで、アドバイスがもらえたらうれしいなーなんでわ

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