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しがない軍人の人生  作者: 希由華
第一章 廻る歯車
7/15

一寸先は地獄だった

知世さんと訓練のことやこれからの話を、しながら歩いていると指紋認証・声帯認証・カード・DNA認証etc....などの、一見さんお断り状態の門がある。....昔の日本にあった言葉だから、たいして意味は知らない。自分では初見はダメみたいなもんかな?


「ーー認証番号とカードをどうぞ」

「200420-163425」

「認証しました。自分の名前・DNA認証ができるものをどうぞ」


知世さんはスラスラと認証番号を言うけど、よく覚えてるな。でも、DNA認証はどうするのだろう....


シュパッ


知世さんは指を切った。

血を使うのか....貧血になりそうだな


「DNA認証しました」

「名前・神原 知世 」

「声帯認証しました。指をこちらへ」

「認証しました。扉が開きます。10..9..8..7..」


あれ?どっかで見たような?.....



ガシャッ


スッ


バシンッ


「・・・・え?」

『春樹くん聞こえる?春樹は正式手続きしてないから、今晩そこで野宿ね』

「・・・・Why?」

『ふふ、冗談よ、冗談。でも困ったわ。こちらから認証するにはもう一人いるんだけど....社長は置いてきたし.....あっ、お~い』


知世さんは向こうで誰かに向かって叫んでいるようだ。

コマンド

・社長を迎えに行く

・素直に野宿

・実は英語わからない。


!?

あぁ、もう疲れてボケしか言えない。その前にボケなのかネタなのかもわからない。眠い。着替えたい。知世さんからの反応がない。野宿?


『すみません。お待たせ致しました。これから認証しますので....』

「名前をどうぞ」

「あ、え?芳川 春樹です」

「「あ、え?芳川 春樹です」さんでよろしいですね?」

「え?」

「違うのですね。では、お名前を」

「はい。芳川 春樹」

「「はい。芳川 春樹」でよろしいのですね?」

「は...いいえ」

「芳川 春樹」

「「芳川春樹」でよろしいのですね?」

「はい」

「本当に?」

「え?」

「登録しました。.....チッ」


舌打ちされました。機械のくせに生意気な。

まさか、そのまま登録されるなんて思わなかったし....なんか....うん。


「芳川様ご本人とこれから認証するために、まずDNA、つまり自分の体液、髪の毛などなどこちらに」

「あ、知世さん?体液なら精液もいいんですよね?」

『もちろんですが、これは永久に保存されます。もし、芳川さんがこの場でその行為を行った瞬間、変態、もしくはマゾ変態と言う称号と、初めてDNA認証で精液を用いたという、ありがたい事実ができあがります』

「なら髪の毛で」

「登録しました。中に入りIDの腕輪を受け取れください。扉が開くまで10..9..8..7..」



ガシャッ

ガシンッ


「・・・・10秒たってませんよね?」

「・・・・・・・10..9..8..7..」


ガシャッ


スッ


ガシンッ


「やっと入れた~。一時はどうなることかと...」


ビリッ


....なっ泣いてなんかいないんだからっ!!女性も怖いし機械も怖い。心がビリッビリに引き裂かれたよ....。


「ほら春樹くん。腕輪を」


と、知世さんは壁を指す。が壁しかない。

近くへよってみると、穴があいた。壁にな。

床に穴あいたらボッシュートじゃないすか。訓練時代の忌まわしいボッシュート.....。

そこへ仕返しとばかりにいやらしい手つきで、手を穴の中へと入れる。グヘヘ、なぁ嬢ちゃん、すけべしようやぁ....とな


「気持ち悪いわね」


知世さんに、僕の気持ちなんか分からわけないよっ!!あ、奥になんかある?なぁ、嬢ちゃん。奥になんかあるで?なぁ?


ベチョッ


「・・・・・・」

「ざまぁ」


と、あれ?知世さんじゃない誰だ?振り返りたいが振り返れない。実に困った。


ガシャッ


「穴からその汚らわしい手をお出しください」


機械だよね?中に誰もいませんよね?ん?


「うわぁ、何これ」


なんか、かかってる。ねっとりしてる。白い液体?....個体?

コマンドが浮かぶ。なにそれこわい。

・嗅ぐ

・観察する

・舐める....?


ああ、すみません。


「機械のくせに生意気って思いました。すみません。これなんですか?」

「....言っていい?」

「ダメ、絶対」


後ろの女性陣が言う。そんなにヤバイの?ねぇ、ねぇっ!?肩を落とし丁重にたずねた。


「貴女は、どちら様で?」

「それはこっちのセリフ。新人?変質者?まぁ、気持ち悪いのは確かだな。あと、勝手に自己紹介するわ。もう時間ないし。【麻倉 遼】だ。部署は科学-武器庫班だ。略して科武器班だ。付け加えるなら握手をするのは洗ってもゴメンだ。うちにさわんな、イカ臭いその手で」


!?

イカ臭いだと?やっぱり?え?

その場で慌てふためく俺はさぞかし面白い馬鹿なんだろう。だが、これは一大事。俺の生死がかかっている。精子だけに?おいやめろ。笑えない。


「大丈夫ですよ~生「だまんな、んじゃ私行くわ」


そそくさと遼さんは行ってしまった。

だが、そんな事どうでもいい。今はこのブツを片付けるっ!!


「知世さんっ!!早くシャワールームとか手洗い場に案内をっ!!!早くっ」

「はいっ。あ、私に触らないでくださいね?」


....oh。もうだめだ、何とかしないと死にそう。死にたい。もうネガティブオーラましましだわ。ましましすぎだわ。無理だわ無理。

必死で頭の中で考えながら、小走りで道案内をする知世さんを追いかけ


なにかにひっかかった。


おれのあのブツのかかったてがおれのくちめがけてブツをとばしてくるもうそうまとうがみえるよばあちゃんじいちゃんはじめま


無念なり....ここで、俺の人生は精神的ショックによって死んでしまった。

麻倉 遼です。あさくら りょう


ネタ満載ですみませんな。なんか、シリアスになってくるので、

誤魔化したい。

読者「え?胡麻貸すんですか?

作者「え?あ、はい。

読者「なら、私にもお願いしますね?

作者「え?

読者「え?


その前に読者なんているのかね


あと、まだまだ終わりません、でじゃゔです。

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