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しがない軍人の人生  作者: 希由華
第一章 廻る歯車
5/15

入り口は遠い

「さぁ、ついたよ。ここが君の家、つまりホームさ」

なんて、紹介してくれちゃってますが、木です。緑です。なんていうか森です。

何処にも基地なんてないじゃないかっ!!

くそう、本当にブラック会社だったかここは!!

そう心の中に愚痴を撒き散らし回れ右をする。


「冗談だよ」

と苦笑する社長様々。実はテントの中でしたー。なんてないよな!?

もう....


ガサガサッ

「....社長様々何を?」

「入り口探し」

「へーそうなんですか」


.....実は社長の足元になんかあるんだけど、以下にも地下室ありますよ~寄ってってください、って自己アピールしてる扉があるのだが...

なんかこの会社でやってける自身がなくなってきたよパトラッシュ.....。

日本人が作った昔の感動作品「フランダースの犬」のパトラッシュを思い出しながら言う。俺は犬なんて飼っていなかったがな。


「う~ん。移動したのかなぁ....まさかそんな訳ないよな~」

「へ?あの、足元にあるのは違うんですか?」

「これは罠だよ、開けてご覧。蜂の巣になって走馬灯をみるよ」


おお、こわいこわい。

走馬灯を見るよりも、一目散に三途の川へダイブだな

それに移動って...


「次のポイントにいくよ。少し遠いけどここの入り口は''移動してしまって''ないようだ」


ん?移動?なにそれすごくね?

地下そのまんま動くなんてヤバくね?

....学生時代にやっていた「なんとかちゃんねる」の影響で心の中がカオスだな.....ふぅ








三時間歩いても見つからないとは....

普通なら足痛い腰痛いだのと言う人がいるかもしれないが、そんなんじゃこの世界で生き残れない。でも、いくら森の中を歩いても歩いても見つからない....



ーーーゴゴゴゴッ


地下で何か動いてる?

基地が動いてるのか?


「あぁ、やっと僕らに気づいた。早く次の入り口にいかなきゃ、走るよ」


ビリッビリッ..俺が走るごとに破れていく。

あぁ、初めて買ったスーツ...泥だらけのあちこち破れて...すまないスーツ、君の事は忘れない

なんてのんきな事を言ってる場合じゃない。

もしここで、社長とはぐれたら...想像のままにしときたいな。


「早く」


うわ、社長速すぎサ○ヤ人

草生えすぎの、服装が酷いから追いつかないだけかもしれないが。


なんて、考えて走ってたら急に社長が止まる

止まれない、なにかに小指をぶつけて止まれた

あ、ヤバイ感覚がないぞ。あれ?だんだ.....


「いってぇぇえええ!!」


足抱え込みその場に倒れる。

靴は新品、軍事用だし....つまづいた時ぶつかったアレなんていう硬さだ....やべ涙でてきた。


「私の足蹴らないでくれませんか?地味に痛いんです。まぁ、それは良いとして...これを見てくださいな、これが入り口です。あと十秒で入ります....10...9...8....7...」


え?ちょ

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