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しがない軍人の人生  作者: 希由華
第一章 廻る歯車
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出会いは必然、それもまたいとをかし

「不思議に思ってるね。ここに来るまで罠がなかった事を、でもその理由を知ってるのは君じゃないのかい?」


まさか...【能力】のことか?

【俺の能力】、それは不幸を幸運にするという謎の能力。

当時の試験監もこの【能力】をどう分類したらいいのか、判断がつかなかったらしい。

まぁ、何をしてもゴキブリ並の生命力と運の良さ、これを偶然とは言い難いのだから【能力者】だらけの日本では、有り得るかもしれないと判断したそうな。それにお袋と親父は日本人、それに加え俺の戦闘能力が高かったから、ここまで生きて来られたのだろう。


「君の能力【幸運】は、すごく曖昧で不思議だなぁ~。興味深い」


っとおどけた顔で言う社長様々。

はぁ~こりゃ参ったと俺。しかし、社長直々なんてほんと、ついてるのかついてないのか分からない。今更だか、俺の人生微妙だなと改めて認識した。


「けれど、君の能力はそんな程度じゃないと思うぞ。もっと違う能力....あるいは、ただ運が強いだけか....。私はもう気づいてしまったが、これは君の楽しみにしておこう」


なんて、真剣な顔で言われたらますます気になっちゃうって。

夜眠れるか心配になってきちゃった。と思いつつ、未だに社長様々の顔をじっくり拝んでなかったな。南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。.....ハッ!!そっ...そんな、冬って訳じゃないよ⁉

神々しいだけなんだからっ...!!


「今拝みましたね。なら、お金ください。お賽銭です。お賽銭」

「な...そんなことしてませんっ!......南無阿弥陀仏はしましたが」

「というより、南無阿弥陀仏は違うと思いますが」


気まずい。気まずいぞ。

というよりなんか覚りを開らてるのか!?

心の声を読まれるなんて...うわああああ.....っと俺の心の中は頭を抱え暴れている。

入社式も済ませてないのに、上司に喧嘩を売ってしまった....戦場で背中をブチ抜かれるよりも、日常で心の背中をブチ抜かれるほうが嫌

だ。



なんて俺は不幸だぁああああ。


「あれ?俺の事、忘れてません?空気になる事はたびたびありますが、ここまで酷いのは初めてです。さて、ホーム....本部へ早く行きましょう。いつ空襲がくるか分かりませんからね」


なんて口を尖らせながらスタスタとその''ホーム''と言われる本部へ足を運びながら、一、二階の罠を回収していく。....結構あるな、じゃなくて。普通の人ならこれ死んでるぞ

幸運....なのか?不幸なのかさっぱり分からない


句読点がおかしいのは、随時読み返して直します。

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