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しがない軍人の人生  作者: 希由華
番外 その1
11/15

番外 01-2

「まず、試験とははっきりいいます。使えるか使えないかを見分けるものです。

まぁ、今までの経歴を見てるのでそこそこのつわものが、集まってるのには違いありません」


ふむ....。

まぁ数より質なのだから、それはそうかもしれない。

そうお茶漬けをすすり一息つく。シュールだな。


「次に、合格ラインとでも言えばいいのでしょうか?これさえできてれば試験内容関係なしにクリアみたいなね?

まぁ、難しいことは要求してきません。ある程度の身体能力、信頼関係、判断力。などのごく普通な道徳ですね。で、試験は基本3人1組。一人でも脱落したらアウト・目標にたどり着けずにアウト。ってことにはなりません。いかにチームワークをくしし、臨機応変に試験に挑んでいるか。が大事なのですよ」


....普通ならまずないだろう。

質より数派は、まず定員まで雇い戦地へ送り生きて帰って来いなんていわない。

いかに依頼を成功させ、低コストですませるか。という、いかにも人間の命を粗末にしている会社だ。んで、数より質派は、質で見分け実践で使えないのなら捨てる。

どちらも優秀でなと勤まらない。俺はこの会社に入れて恵まれてるなと初めて思った。

....まぁ前言撤回をすると思うがな。


「俺本当にこの会社を選んでよかったです」

「あら、いい先輩に恵まれて?ひとつひとつの命を大切に扱ってくれて?

そんなこと言うのは試験終わってからにしてくれない?フラグ立てると死ぬわよ」


大丈夫です。フラグ立てても自分でへし折るので。

二人して笑ってお茶漬けを食べようとしたらもうなくなっていた。物足りないなぁとおもいつつ、

知世さんと話をしていた。


「んで、知世さん。試験はいつなんですか?入社式もないっていうし・・・」

「今日の夜信頼深めに戦闘部隊だけで飲み会するのよ。そして、そのあとに試験が開始されるようなんだけど・・・・。でも、飲み会がなくなりそうなのよ。だから、社長が色々考えてるんだけど、まぁいっか!!ってね」


なんとアバウトな。そうこう話していたらあっという間に10時近く。

朝7時くらいにおきたから結構まったりした朝は久しぶりだ。

でも、いつまでもこう話しているわけにはいかないし・・・・。


「春樹くん、今暇だな?って思ったでしょ?レディーを目の前にしてそれは失礼よ・・・。っと言いたいところだけど、暇になってくるね~。・・・・よし、ショッピング兼ねてホームの案内をするわ!!」


いきよいよくバシンッと机を叩き、いそいそと準備を始める知世さん。

まだイエス・ノーもいってないのに....。まぁいいか。それのホームの道もしりたいし...。あ、いったい部屋に戻らないと財布ないな。

ん?まてよ。ホームの案内兼ショッピング?なら財布いらないよな?


「知世さん?地上へ出るんですか?それなら財布取りにいかなきゃいけないんですけど、いりませんよね?」

「財布はいらないわ、腕輪があるもの。地上へは出ないからそのままの格好でいいわよ。・・・よし、準備ができたからいきましょ?」


知世さん。そんな女の子らしい服装ができたんですね。なんて言ったら、半殺しにされました。いやぁ、昨日も今日の朝も軍服だったからそんな服装あるわけない。と自分で思い込んでました、すみません。と心の中で謝っておく。なぜ今言わないのか?って?

今の彼女は、とても怒っていてスタスタと俺の先を歩いている。ということは?

よし、言わないほうがいいね!!なんて自問自答を繰り返し、俺の行いは間違っていない!よし!!

でも、今の知世さんの姿は一般の女性だ。ピンクのワンピースに少々化粧をのせ、長く綺麗な黒髪も今は一つに結ばれている。

ん?


「あの....知世お嬢様。そんなにスタスタと歩いて道はわかるんですか?」

「・・・・・・・・」


無言....だと?これはキレられてしまったのか?....あとで殺されるかもしれないと思うと不安で仕方がなかった。あぁ、遺言でも書いておけばよかったかな。遺産を継ぐ人なんていないけれど...。


「....あ、春樹くんなんかいってた?ぼーっとしてて聞いてなかった。ごめんね~」


おお神よ、我は救われた。あと、何だっけ?まぁいい。命が無事でとにかく安心した。

でも、結構歩いているような?それに曲がり角も沢山まがったし.....まさか、迷子になった?


「・・・・知世さん、もしかして」

「黙れ」



うん。今日で俺の人生が終わるな。すごいピリピリしてる。

これからどうしよう。

ここから番外ということにしますー

なんか日常編が^p^

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